心の声聞こえていますか 菅野純より その3

反抗期は自立へのもがき

12歳から14歳頃にかけて第2反抗期と呼ばれる時期があり
この時期に子どもが誰に向けて反抗するかは
子どもの心を理解するポイントになるところでしょう

多くは母親に向けられます
子どもはこれまで自分が一番依存してきた人に反抗を向けます
自立する自分へと切り替えるために
母親の働きかけをはねのけるのです
ちょっとしたことでいらだち、怒鳴り声をあげます

子どもは「ぶつかっていっても大丈夫だ、ぶつかっていけば必ず何かが通じる」と
感じた相手にのみ反抗していきます
その意味では親に向けられた反抗は親と子の絆が
確かに存在していることの証でもあるのです

「へぇ そんなことも考えるようになったのか」と耳を傾けてください
もちろん親として是非とも言っておかねばならないことははっきり伝えてやってください
大人の胸を借りながら子どもは成長していくのです

<シャクヤクは大輪の花です>