心の声聞こえていますか 菅野純より その4

ノイローゼ

子どもの心が救いを求めていても子どもはそれを適切な言葉で
表現することがうまくできません
心の中の危機感や愛情飢餓感などを言語化することは
めったにないのです

心の中に不安や恐怖、葛藤、緊張、怒り、恨みなどがたまりすぎ
限界を超えてしまった時に生じるのがノイローゼ症状です

症状が身体に出れば
「頭痛」「腹痛」「下痢」「吐き気」「頻尿」「お漏らし」「チック」などで
中には「失神発作」や「呼吸停止発作」なども

症状が行動や情緒面に現れた時には
「不眠」「つめ噛み」「指しゃぶり」「恐怖症」
「脅迫的行動(何度も手を洗わずにはいられない)」「ヒステリー」

「緘黙」「登校拒否」「非行」などの問題行動を
ノイローゼ症状のなかに含める考え方もあります

いわばこれらの症状は子どもが口に出して叫べなかった
子どもの<言語>であると言うことができるでしょう

<ねじ花はなんだかかわいいですね>