CEPいじめと人権ワークショップ

このワークショップでは様々なことを学びます
・動物のいじめと人間のいじめ
・いじめとは具体的にどんなことをすることか
・いじめと犯罪
・いじめと差別意識
・いじめと人権侵害
・社会の中の人間関係のロールプレイなどです

以下は参加した中学生の感想の一部です

・自分にとってはあそびで言ってることが相手にはその一言がキズつくんだなって思いました。そして衝撃を受けたのはズボンを脱がすのは犯罪の一種なんだなぁ〜と思いました。

・ぼくはいじめられていたので正直今回の授業は受けたくありませんでした。理由はあの時を思い出したくないからです。でもNPOのロールプレイ付きの説明のおかげでいじめられた時はどうたいしょすればいいか分かったような気がします

・ぼくは今日の授業でこんなことも差別やイジメにつながってしまうんだなと思い
これからは気をつけようと思いました

・一歩間違えれば犯罪になる場合もあるんだと思った

・俺は今日の話を聞いていつも友だちとやりあっていることがいじめとか犯罪と同じということが分かったのでおどろいた

・「わがままは赤ちゃんまで」と言われた時、私は『赤ちゃんからぜんぜん成長していないな』と思いました。私はこれから友達の傷つくことはしないと思いました。
こう思えたのはこの授業のおかげです

文部科学省の2002年の調査では日本の子ども達のいじめが一番多いのが中学1年生というデータがあります。また同様に2009年の調査では小学4年から中学3年までの子どもでいじめられた経験がある子が約90%、いじめた経験がある子が約90%というデータもあります

これほど多くの子どもにとって身近で日常的な問題なのですから、もっともっと多くの大人がこの問題の改善に取り組む必要があります。
クラスにいじめがあると多くの子どもの不安感、不信感が増幅し、落ち着いて勉強に集中することも出来ませんし、安心して友人関係を築くこともできません
特に思春期の男子は男性ホルモンの関係で攻撃性が増し、いじめもエスカレートしやすいので大人の冷静な介入や軌道修正も必要です。

もし被害が起きて大切な命が奪われたら取り返しがつきませんし、ダメージを受けるのは被害者本人や家族だけではなく、そのクラスや学校の子どもたちも深い傷を負い、学校も先生たちも教育委員会も行政も社会的信頼を失います
残酷なニュースを通して全国の保護者や子どもたちにも絶望感を与えてしまいます
これらを修復するには膨大な時間とエネルギーとコストがかかるのです
1学期とか1年に1回、いじめの予防教育をするコストと比較して欲しいと思います。

<アサガオが咲きました>