いじめというあいまいな言葉

いじめという言葉を聞いて思い浮かぶことは何でしょうか?
一人一人違うのは仕方ないとしても
あまりにも幅広く、規模も、レベルも、様々なものを
この一言で表そうとするところに無理があるのではないでしょうか?

物事をあいまいなままにしておきたい人たちもいるかも知れませんが
少なくとも、子どもの安全と幸福を最優先するなら
あいまいなままでは彼らを守れないと思います

いじめは見ず知らずの他人との間では起きません
もし見ず知らずの人にいきなり同じことをやったら
例えば、暴力を振るったり、お金を取ったりしたら
明らかに犯罪になりますし、訴えられるかもしれません

ところがいじめは知り合いの間柄で起きるのです
特に仲良しでもないけれど、無関係でもない
そんな中途半端な人間関係の中に起きます
例えば学校のクラスとか職場とかですから
まさか訴えられないだろうという事を見越しているのです

その分、いじめる側は卑劣でもあり、いじめられる側は逃げ場がなく
残酷な攻撃を継続されることになります

子どものいじめと言っても単純ではありませんし
見過ごすことはできないのです

毎年自殺する子どもがいる以上
いじめはいのちに関わる深刻な問題です

未来ある子どものいのちが奪われることの重さが
その家族だけでなく、周囲の子どもたちにも大きな影響を与えることを
私達大人は真剣に考えなければなりません

こんな環境は子ども達にとって平和と言えるのでしょうか?

<センニチコウは夏の暑さにも負けません>