中学校で「いじめと人権ワークショップ」の出前授業をしました

いじめはいけないということは恐らく彼らは耳タコでしょう
それでもやってしまう当事者の心に大人の話が
どこまで通じるのか、深く届くのかが最大の課題です

そのためには禁止するだけでなく
評論家のように外から論じるのでなく
良くなりたい、成長したい、向上したいという
成長期の彼らの感性を信じるところから始まるのでしょう

結論を押しつけるのではなく、彼らとともに考え
ともに学ぶ大人の謙虚さがなければ
反抗期の彼らに本音と建前を使い分ける大人の嘘っぽさは
見抜かれてしまうでしょう

時として思春期の子どもは大人以上に感覚が鋭く賢いと
心理専門家が指摘していますから

以下は参加者の感想の一部です

*ひどいことを言われた時の対応の仕方がよく分かった。なんか言われたら使えるなと
思った。言い返すには知識もいるんだなと思った

*私は昔、一緒に遊んでくれなかったりしたことがありました。そのことをいじめのアンケートに書こうと思っても書けませんでした。でもこの講演会で「人に相談してみよう」ということを思いました。私は友達にひどいことをしたこともあったけど「人に相談してみよう、そうすれば何かが変わる」と思うので言いたいことははっきり言えるようにがんばります。ほんとうにありがとうございました。

*「講演会」と聞いてただ誰かが長い文章を読むだけなのかと思ったのですが、想像とは全く違っていたので驚きました。金魚を例えとして用いたりパネルを使ったりなど、眠くならずに楽しく聞ける講演会だったので、こんな風にできるなんてすごいなぁと思いました。私は途中で保健室に行ってしまったため最後まで聞くことができなかったことを残念に思いました。

*いじめは人権を侵害する大変下劣な行いでありこの世からなくなるべきものだと思った。また差別に関しては人種、職業や学歴など様々な差別がありいつかはこれらがなくなるべきだと思った。いじめをしている人は自分がいじめているという自覚がないようなので自分も知らないうちに加害者にならないように気をつけようと思った

*私が今までいじめだと思わないでやっていた行為が実はいじめだったということがよく分かりました。なんか嫌なことをいわれたらしっかり言い返すことが大切なんだと思いました。金魚やネズミの話を聞いて、いじめの起こり方などがわかりました。またいじめとけんかのちがいがわかりました。これからはいじめをしている人がいたら注意して自分はいじめないようにしたいです。

*スタッフの方の劇や話を聞いていじめの怖さとかを改めて感じました。やっぱりいじめはどれも嫌なことばっかりで、過去にそーゆーことをしてしまった自分が恥ずかしいとも思いました。これからはいじめをしないように自分の行動に責任を持ちたいです

*講演会では人種差別、学歴差別いろんな差別があり驚きました。いじめは相手の幸せを奪い人権を奪うので、とてもやってはいけないことだと思いました。ロールプレイはコミュニケーション能力ということで、コミュニケーション能力は必要だなと思いました

*僕は過去にきょうかつ、きょうはく、口いじめを受けていた時があり、何度も学校へは行きたくない時もありました。しかし今回の講演会を聞き、こうゆうことから抜け出せるとゆうことを知り安心しました。とてもいいカウンセリングになったと思います

*ぼくはいじめというのは人を殺してしまったり苦しめたりしてしまう本当に最悪なことだなぁと改めて知ることができました。今回の講演会でいろいろなことが知れて本当に良かったです。前に出るのはきんちょうしたけどしっかり発言できて良かったです

・・・・・前に出てきてロールプレイをするのは思春期のみんなには本当に恥ずかしくて
勇気がいるんですね。でもこのワークショップをきっかけにして今までとは違う発見ができたり、社会やこれからの人生についていろいろ考えてくれて良かったです・・・・・

<ハコベは春の七草です>