抗うつ薬6種 子どもへの投与注意 効果確認なし 副作用も

うつ病の治療に使われる6種類の抗うつ薬について
厚生労働省が3月、若年層への投与を慎重に
するよう医療関係者に通知した

通知で挙げたのは1999年以降に承認された
「新世代」と呼ばれる新しいタイプの抗うつ薬

大人への試験では効果が確認されたが
海外の臨床試験で「18歳以下への有効性が確認できなかった」
の報告があった

もともと患者ごとに症状が大きく異なる精神医療では
医師によって診断や処方する薬が変わるケースは少なくない

国立精神・神経医療研究センター病院の中川栄二小児神経科医長は
「国内で投与される向精神薬の多くは
子どもへの有効性や安全性の検証後に承認されたものではない。
大人への使用が認められている薬を大人の症状の基準に合わせ
各医師の裁量で投与しているのが実情。
多くは適法な処方だが、経験や知識の少ない医師もいる
謝った処方や漫然とした投与が成長期の子どもの発達に影響を及ぼす危険性もある」

兵庫県の小学校の女性教諭は
「不登校や授業に集中できない児童がうつ病や注意欠陥多動性障害(ADHD)などと
診断され、薬で逆に症状が悪化する事例を見てきた
実は家庭や学校生活に原因がある心因性の症状だったとしても
親や教師は病気に原因を求めたがる」と明かす

国連の「子どもの権利委員会」は2010年、日本政府に
「ADHDが薬物によって治療されるべき障害とみなされてしまい
社会的要因が適切に考慮されていない」と勧告している

北里大東病院副院長の富岡等教授(精神科)は
「思春期以下の向精神薬が必要なケースは確かにあるが、それほど多くはない
課題は医師の質をどう保つかだ。厚労省はもっと注意を促してもいいのではないか」
と指摘する

中川医長も「まずは家族への指導や環境調整を第一に考えて、
薬物の投与は家族に過剰な負担や生活の破綻がある場合のみに検討するべきだ
適切なガイドラインの作成と薬の影響の調査も必要だ」と話した

厚生労働省が子どもへの慎重投与を呼びかけた新世代と呼ばれる抗うつ薬
主な商品名は
レクサプロ・ジェイゾロフト・サインバルタ・ルボックス・デプロメール・りフレックス
レメロン・トレドミン

・・・・・・医者がくれた薬なら誰だって信用して子どもに飲ませますよね?
それがこんなお粗末な実情があるなんて!・・・・・・・・・

<ツタバウンランすごく小さくてかわいい花です>