チェルノブイリ被害今も

1986年のチェルノブイリ原発事故で
大きな被害を受けたベラルーシの政府報告書が
事故から25年の節目に当たる2011年1月にまとめられ
汚染の実態や健康被害、経済的損失などを
最新のデータとともに詳しく紹介している

NPO法人日本ベラルーシ友好協会の監修により
始めて邦訳された

チェルノブイリ原発があるのは隣接する
旧ソ連のウクライナだったが
ベラルーシは国土の23%が高濃度に汚染され
最大の被害国となった

例えば950万人以上を対象とした甲状腺被ばくの調査では
甲状腺がんの発症率が成人で6倍以上に増加していた

子どもは事故の10年後がピークで事故のあった86年の39倍に増えていた

被ばく低減のための国の施策では
汚染地域には10年時点で114万人が住むが
健康診断や医療費は無料

国内の非汚染地域に整備された両用施設では
今も年間6万人の子ども達を受け入れている

NPO事務局長は
報告書について「25年を経てもいまだに分からないことが多いと分かる」
日本はチェルノブイリ事故からもっと真摯に学ぶべきだ」と話す

・・・・・・国民のため、子どものため、いのちを大切にするために
どこにお金を使うのかということだと思います・・・

<チドリソウが咲きました>