日本の子どもの自尊心 自己主張をどう育むか 佐藤淑子より その1

*セルフ・エスティームとは全体的に自己を
肯定的に評価し満足しているレベル

*私たちは自分が小さなつまずきで
思いがけなくひどく動揺することを知っている
とはいえ、私たちには大きな問題をタフに
乗り越える力が備わっていることにも気づかされる

その自己柔軟性、傷ついた自分の回復力(レジリエンス)
への信頼こそがセルフ・エスティームといえるかもしれない

*子どもの自己評価だけでなく、日本人の母親は
アメリカ人の母親と比べて、子どもの知的発達について
厳しい評価をし、より高い知的発達を期待する
傾向が明らかになっている(中略)

さて日本の母親の子どもに対する手厳しい評価は
子どもの自己評価に当然影響を与える
子どもは母親の自分に対する評価に敏感である。
母親の評価がそう高くないことは、前述の子どもの
自己評価の低さに結びつくのである