児童精神科医の現場報告 古荘純一
オランダではすでにワーキング・シェアという概念が定着していて
長時間労働をせずに働いて、その分なるべく家族が一緒に
長い時間を過ごすようにしているとのことです
昼休みに父親が自宅に帰って子どもたちをサポートすることが
認められているからであり、また、夕方にお父さんが子どもと買い物に
行けるということは、それまでに仕事を切り上げているということでしょう
また夕方以降になると、市内の店舗はほとんどが閉まってしまい
街を歩く人も少なくなります。コンビニなど24時間営業のお店は
ほとんどないため不便なこともあるでしょうが、その分
夜中じゅう営業しているお店で深夜労働するをする人も
いないことになります
みんなが夜になると家に帰って家族だんらんのひとときを
過ごすことができるのです
家族がゆっくり過ごす時間を社会の仕組みで確保し
ゆとりのある関係を保っているからこそ
子どもの家族に対する満足度が高いのではないでしょうか
<カスミソウが咲いていました>