教育という病 子どもと先生を苦しめる「教育リスク」 内田良より その1

巨大化する組体操
・学校負傷事故の件数について全国の統計がある
件数が1番多いのは跳び箱、2番がバスケ、3番が組体操。
負傷部位は跳び箱やバスケは手、手指などだが
組体操は体の中心体幹部が多く、頭部、頸部、腰部などで
重度障害や死亡事故もある

労働者の墜落防止などの法令では
高さが2メートル以上の作業では
囲い、手すり、覆い、網、安全帯などが義務付けられているが
組体操の子どもは高さが3〜5メートルで何の安全策もない

子どもへの負荷量は
10段の場合、最大で1人に3,9人分の負荷で
中学2年男子で190キロ、3年男子で211キロ、
7段の場合、小学6年男子で2,4人分の負荷で92キロの重量がかかる