生野照子・山岡昌之・鈴木真理(編)
・現実と理想との狭間で「虚し」く生きる子ども達
本音は不快で不安なのに、それを言動で出すと相手に嫌われると恐れ
じぶんでもそういう姿は嫌なので、平気な顔をしなければいけないと
思い込んでいます。理想的な耐える自分と、もう耐えられないという
現実のギャップから発病しています
相手に嫌がられるなどと心配しないで、泣いたり、文句を言うことが
できたりして、早くに自分のSOSを出せれば発病は避けられると
思います。
「いいよ」って、ぜんぜん良くないのに言ったり、
ぜんぜん大丈夫でないのに、「大丈夫」って言ったり無理しているのです
病理的には軽いといえば軽いんだけれど、日本にはそういう人が
多いような気がします。気配り社会の構成員であり、
神経症病理の予備員でもあるんです