生野照子・山岡昌之・鈴木真理(編)
・ストレスの大半は「いじめ」が原因
ストレスといわれているものの半分くらいは、本人にとっては「いじめ」である
可能生があります。学校だけでなく、職場、家庭の嫁姑、居住地区、
ママ友といわれる母親グループ、趣味の会、老人介護施設に至るまで
一定の関係のある人の集まりの中のもめごとは「いじめ」の要素があります
驚くことに、範となってほしい人も「いじめ」行為を行うこと
さらに「いじめ」行為は第三者から見えない形で巧妙に行われることも
私たちは知っています。
「ストレスを受けています」ということはだいたい「いじめ」にあっている
ということです。
・これからの社会に求められる「情」の教育
親は「うちは平等に育てました」とよく言います。
私の答えは「子どもを育てるのに、平等は不平等です」
みんなそれぞれ違うんですから、それぞれの個性が違う
親に子どもの心の読み取りができていないんです
感性でなく、理性を軸に育てているんですね
だから言い方は少し悪いですが、高い学歴のお母さんの方が
より子どもを病気にする可能性がある。頭で育ててはいけないような気がします
人間も動物の1種ですから、やはり動物的な面を無視してはいけないんですね
いくら文化が進み、科学が進んでも人間は動物の1種なんだと思うんです
体の病気はもちろんそうだけれど、メンタルの部分にだって出る
メンタルな病気は頭だけのものではないということだと思うのです