当会の出前授業では最後に子ども達に
オリジナルカードを配って
メッセージを交替で読み上げてもらいます
ワークショップのロールプレイには
授業時間の関係で全員参加はできませんが
カードの読み上げは全員参加できます
そして声を出して読み合うことで
みんなの心に残ってほしいと願っています
カードの表側は小中学生共通で
10種類の動物カードですが、
裏側は小学生5年まで向けと
6年から中学生まで向けの2種類があります
小学生向けの裏側は全部同じで
「いのちはひとつひとつちがってる
おなじひとはどこにもいない
じぶんのいのちをたいせつにしよう」
6年から中学生向けの裏側は10種類で
表の動物カードと連動した言葉をのせています
例えば
犬のカードの表側は「いのちはひとつだワン」
裏側は「広い宇宙に地球のいのちは1つだけ
広い地球にあなたのいのちは1つだけ」
猿のカードの表側は「いじめはだめでごザル」
裏側は「いじめはどうしてだめなのか?
それを考えられるのは人間だけ」
ネズミのカードの表側は「じこチューはよくないネ」
裏側は「自己中は自分さえ良ければいいわがまま
自分も人も尊重したいね」
イカのカードの表側は「わるぐちはイカんなあ」
裏側は「悪口は言葉の暴力
それは見えない心の傷を生む」
カエルのカードの表側は「ともだちはたすケロケロ」
裏側は「友達はおたがいに助け合いたい
もっといい友達になれるから」
キツツキのカードの表側は「なかまはずれはキツツキます」
裏側は「仲間はずれで人は孤立する
誰か1人でもそばにいて欲しい」
象のカードの表側は「おもいやりはだいじだゾウ」
裏側は「思いやりは人の気持ちを考えること
相手にあげたり自分がもらったり」
鹿のカードの表側は「シカトだっていじめだよ」
裏側は「シカトはまるでいないみたいに無視される
自分の存在を否定されたら誰でもつらい」
猫のカードの表側は「ともだちはだいじだニャー」
裏側は「友達は自分のことをわかってくれる人
自分もわかりたいと思う人」
熊のカードの表側は「クマったらそうだんしよう」
裏側は「困ったときは1人だけで悩まないで
相談する勇気も大切」
このカードを配ると小学生は「ダジャレじゃーん」「おやじギャグだ」
という反応があります
「そうだよ、だじゃれだよ。どうしてかわかるかな?
みんなにいじめのことをもっと友達や学校やおうちで
普通に喋って欲しいからこのカードを作りました」と伝えます
中学生ではたまたま自分の気持ちにピッタリくるカードを
受け取ると「すごく心に響いた」とか
「これからは自分を大切にする」という感想があります
私たちの願いが少しでも子どもたちの心に届けば
うれしいです