茨城県の中学校でいじめ防止出前授業

対象は2年生4クラスを2クラスづつ2回に分けて
プログラムは「CEPいじめと人権ワークショップ」

当会は今年発足20年目になりますが
発足のきっかけは30年ほど前に全国で
子どもたちのいじめによる自殺が多発したことでした

いじめとは人の幸せな学校生活を破壊する人権侵害であり
いのちは最大の人権であることを
いじめが最も多い思春期の子ども達にどう伝えるか
何年もかけて研修を続けオリジナルプログラムを開発しました

当会の他のワークショッププログラムは
ロールプレイが中心ですが
思春期の子どもたちは発言はもちろん
ロールプレイへの参加も大変消極的でした

このため、ロールプレイは主にスタッフがやり、
子どもたちの参加はあらかじめ配ったパネルを
ボードに張ってもらうことで参加型としました

具体的には
1.いじめとけんかの違いはスタッフがロールプレイ

2.いじめと犯罪の関係は「恐喝」「暴行傷害」「器物破損」
 などのパネルを配布して、スタッフの説明に当てはまるパネルを
 ボードに貼りに来てもらいます

3.いじめと差別の関係は「職業差別」「人種差別」「年齢差別」
 などのパネルを配布して、スタッフのロールプレイに当てはまる
 パネルをボードに貼りに来てもらいます
 また、希望者がいればロールプレイに参加してもらいます

4.いじめと人権の関係ではいじめてる方の気持ちと
 いじめられてる方の気持ちの対比、大人になってから
 被害者が加害者になる事件の例、いじめは人生に大きく
 影響する深刻な問題であることを伝えます

5.最後にいじめと自殺についてはたとえ詳しい遺書を書いても
 死んでしまっては証明できないから生きて手紙を出す方が有効、
 最大のリベンジはいじめた相手よりも自分が幸せな人生を送ること

6.オリジナルカードを全員に配布し、10種類のメッセージを
 互いに読み上げてもらい全員参加できるようにしました

中身が詰まったワークショップを授業時間50分で実施します
終了後のアンケートは別の時間に記入してもらうので
アンケートは後から郵送して頂きます