これまで様々な社会的弱者の立場に置かれた当事者が
勇気を出して声をあげた結果
社会の関心を高め、問題や課題の存在が明らかになり
施策に反映されたり、ケアやサポートが充実して
生きづらさが軽減されたり、権利が確立されるなどの歴史がありました
翻って子どもたちはどうでしょうか?
日常的にイジメや虐待などの人権侵害にさらされている
子どもたちが声をあげられたでしょうか?
子どもたちが何に傷つき、苦しんでいるのか
何を望んでいるのか、考えているのか
分からなければ、具体的改善は実現できません。
20年前に私たちがいじめ防止出前授業をはじめた頃
子どもたちがアンケートにこれほど重要なことを
記入してくれるとは想定していませんでした。
1枚1枚は小さな声ですが、20年間分23,500人分になると
結果として子どもたちの声を聞ける貴重な資料になりました
いじめの当事者である子どもたちは声をあげるスキルもチャンスも
不足する中で、たまたま私たちの保存したアンケートで
子どもたちの声を拾い上げることが可能になりました
この声に大人は耳を傾け応える責任があるのではないでしょうか?
この声は大人に選ばれた代表でもなく、学級委員でもありません
教室の隅から隅までのすべての子どもたちの発言です
これが私たちが出版を目指す理由です。
先生や親と違って私たちはその日1日しか子どもたちに会いません。
だから、安心して記入してくれたのだと思います。
子どもってこんなことを考えているんだね。
こんな風に悩んでいるんだね
ということを子どもに代わって私たちは代弁したいと考えます。
ぜひ多くの大人に届けるために出版をご支援ください。
*ファンドレイジングの寄附サイトこちらです
信頼資本財団
URL:https://congrant.com/project/shinrai/835
皆様のご協力をお願いいたします