私たちの遊び場は“子どもが自分で工夫し思いのままにのびのび遊べる場所を!”と願う地域のボランティアの人たちが、準備や片付けなど、いろいろな事を協力しあって作り上げている手づくりの遊び場です。何よりも子どもたちの「やってみたい!」という欲求や興味をひとつでも多く実現できるよう心がけています。
木や竹やストローで何かを作ったり、木登りを楽しむ子どもたち。ダンボールで隠れ家を作ったり、それを壊そうとする子どもたちもいます。それからみんなで協力し合ってひとつのことを成し遂げている子どもたちもいます。こんな遊び場ですから危険はすべてのところに潜んでいるといえます。
しかし、プレーパークでは「危険があるから自ら注意もするし、冒険する気持ち、挑戦する気持ちもわく。少しずつ試してみるから自分ができることと、できないことがわかる。自分がやってみたいことだから、繰り返し試してみる。失敗もする。一人ではできないから、仲間と協力することを覚える。小さいケガを繰り返す中で大きな事故から自分の身を守るすべを身につける」という考えで遊びを展開しています。
自由な遊び場を保障するために欠かせない「自分の責任で自由に遊ぶ」というモットー。ここには責任をすぐ管理者に結び付けるのではなく、子どもをとりまく私たち大人ひとりひとりの問題として考え直していくことこそ、子どもの遊びをいきいきとさせる最大の条件だというメッセージがこめられています。