『ざん・ぱら・りん劇場』を松山市別府町の清水公民館で公演しました。

和尚と小僧シリーズ
〜語りと太鼓と劇あそび〜

主演はアフタフ・バーバンの金子ざんさんと高橋なみぞうさん、そして人形の小坊主さん。

お話の内容は、『三枚のおふだ』を含め、3つのお話で構成されています。お話を聞くだけではなく、その場にいながらにして手を出したりお話したり表現していいよ、というもので、お客さんと演じてがたくさんやりとりをしながらお話が進んでいきます。だから、同じお話でも毎回中身がちょっとずつ違います。生の空間だからこそ味わえる世界です。ご家族みんなで、地域の人たちが一緒になって楽しめる、そんな劇場です。

そして見た後のよしこさんの感想は・・・
昔、吉本のNSCに通い漫才を夢見たことのある私にとって、この公演はめちゃくちゃ感動的でした。好きな漫才師は『中田だいまる・ラケット』と言うと、いつも変わり者に思われていた私・・・でもそれには大きな理由があるんです!今のお笑いは人をバカにしたり、汚い言葉を使ったり、時には頭を殴ったりと、とにかくひどい!確かに若者にはうけるかもしれないけど、見た後の自分の心がなんだか穏やかじゃないんですよね〜。その点『だいまる・ラケット』さんの頃の漫才師はそんな言葉はほとんど使わず、バカにするのは自分の家族のみ。それに、お年よりを大事にすることや、モラルの大切さなんかも自然に私たちの心に入るように語りかけてくれる。そんな芸人が少なくなったことが悲しい!(%涙%)

でも、『ざん・ぱら・りん』に新しい笑いの時代を感じました!涙が出るほどうれしいのは私だけでしょうか?

見に来てくださったお客様の中でもまず、年配の方に話をふり、こどもたちに紹介する。子どもにだけうければいいなんて思わないのがいい!公演中も子どもだけではなく年配の方も穏やかな顔で話に聞き入り、そして笑っている姿がうれしかった!『笑い』は健康に生きていくための最高の薬だと私は考えています。

そして子どもたちにとっても・・・

『健やかに子ども達の育つ環境とは』・・・地域と学校とそして家族のつながりがとても大切!なんて最近特に言われ始めているのに、町内会も子供会もPTAも衰退傾向は止めようがない状況です。

これからも、本当に子ども達の育つ環境はこれでいいの?と自分に問い続けていきたいと思っています。