生きたように死んでいく

人は生きているように死んでゆく・・と聞いた。

つまり、どんな生き方をしたかで
どんな死に方をするかが決まる。

生き方・・とは、毎日の習慣のような気がする。

いつも怒ってばかりいる人は、
怒りながら死ぬのかな?

いつもイラ付いている人は、
イラ付きながら死ぬのかもしれない。

「私なんてどうせ」と
いつも落ち込んでいる人は、そのように・・?

何人もの人を看取ってきた、ホスピスの先生が言ってた
今までで、一番印象に残っている最期は、

配偶者に「ありがとう」と何度も・・
そして、最期に「先に行ってるね」
その後、仏様のようなやさしい顔になった・・と。

夫婦は、あの世でも夫婦だと聞いたことがある。
だから、「お先に」なのかもしれない。

”こんな風に死にたい”なんて、想う時がある。
どんな風に死ぬかは、どんな風に生きるかだ。

人は死ぬ存在である。

だから、何かになる為に今を生きるのではなく、
今の自分に不足を感じるのではなく、
至らないままの今の自分でいいから・・。

たった一人の人と
共に生きると心に決める。

そして、目の前の大切な人を精一杯愛する。
愛する・・とは、
感謝すること、許すこと。

そして、相手が喜ぶと自分もうれしい。

そんな人がいることに感謝する。
恵まれていることを忘れない。

死ぬ為に大切なモノは、
生きる為に本当に大切なコトと同じなんだと想う・・。