理想と妄想

「理想の相手」
よく聞く言葉だ。

理想とは、相手に対して望む前に自分に対して課するもの。
では、理想を追いかける・・とは何か。

それは、
今の自分ではなく、
違う誰か・・になりたい。とがんばること?

自分のダメなところを嫌って、受け入れることができずに
理想と言う名の「誰か」を追いかけること?

今の自分が現実の自分。
・良いところ
・悪いところ
・自慢できるところ
・みっともないところ
・得意なところ
・みじめなところ
ぜーんぶひっくるめて、自分自身。
これが、現実の自分
そう「ありのままの自分」

サミュエル・ウルマンの「青春」の中の”理想”とは、
”今の自分で、できることを出来る限り精一杯する”とある。

つまり、
今の自分ができることは何か。
与えられた役割とは何か。
そのことを一生懸命かんがえて、できることを日々すること。
そして、
そのことをしなくなった時、
「理想を捨てた」
と言うんじゃないかな・・。

”違う誰か”になる為に
明日に期待して生きる
その生き方は、”理想”ではなく”妄想”を追いかけているのかもしれない。

”理想”を追いかけるとは、
ありのままの自分を受け入れて、
精一杯、今を生きること。

そうしなければ、「理想の相手」ではなく、
「妄想の相手」との出逢いを待つことになる・・?