次の人お願いします

先日お見合いをした36歳の男性が「お断り」を出してきた。

その彼は、電話が苦手で、メールはぶっきらぼう
おまけに遠距離ときている。
そんな二人が2度目のデートの約束をした。

先月末、彼は往復3万円と約6時間をかけて日帰りで彼女に逢いに行った。

彼女は、3度目のデートに誘ってもらえることを期待して
予め、今月末に休みを取って臨んだ。

結果は、
彼女は、”今月末、休みを取っていること”を言い出せないままデートは終わった。

彼に聞くと
彼女への想いは変わらないが
”経済的な理由”で結婚は難しい・・とのことだった。

就職難・リストラ・減給・ボーナスカットなどなど当たり前の昨今
”経済的な理由”で結婚に踏み切れない人は少なくない。
36歳男性の”経済的な問題”がどれ程なのか知る由もないが
1人で生きているのだから
愛する人と2人で暮らすことは必ずできる。
乗り越えられない壁ではないと私は思う。

「別の人をお願いします」の一言で
20代の彼女には、すぐに別の男性との縁談の話が来た。

人生において結婚は大きな節目だ。
あの日のデートは
新しい家族を築くことができるかどうかの別れ道だったかもしれない。

間違いなく、あのデートの日までは、
彼女は彼との結婚に前向きだった。

大きなチャンスを逃してしまったような気がする。

婚期は逃してもまたいつか巡って来る。
新しい悩みを連れて・・・。