5回目のデートで、友人たちと飲みに誘われたH美ちゃん
Sさんは、H美ちゃんを友人に「彼女です」と紹介することなく
ワイワイし始めた。
その後、H美ちゃんは”お断り”を事務局へ出して来た。
理由を聞くと
Sさんからきちんとした言葉もなく、デートを重ねたが
5回目のデートでは、孤独と疑問を感じた・・。とのこと。
SさんへH美ちゃんからのお断りを伝えると
「何故?順調に結婚へ向かって付き合っていたのに!?」と
二人の間には、温度差が?!
とかく、
女の子は、きちんとした言葉がないということは、恋人と想ってくれていないんだ・・。
男の子は、そんなこと言わなくても解っているだろう・・。
とお互い、勝手に相手の想いを判断しがちだ。
その後、Sさんは、H美ちゃんに「ほれています」と言葉を添えて贈り物をした。
H美ちゃんは、そのプレゼントをそのまま送り返した。
プレゼントを送り返したH美ちゃんの強情なところがご縁を遠ざけているんじゃないか。
そう、ダーリンに話した。
すると彼は、「それだけ、H美ちゃんは傷ついたんだと想うよ」
5回もデートに誘っておいて、
「好きだ。付き合ってください。ほれています。」
とハッキリした言葉を言ってなかったこと。
飲みの席で友人たちに「彼女です」と紹介もせず、寂しい想いをさせたこと。
Sさんは、プレゼントが送り返された時、そのことに気づいて、
「もう2度と悲しい想いはさせないから」と
再度プレゼントを持って誤りに行かなきゃ。
さらにダーリンは、こう続けた。
どんな人の人生にも山有り谷有りだけど
今回のことは、2cmくらいの段差だね。
それくらいのことで、ご縁を切っていては、”共に乗り越える”なんて人生送れないね。
それとも完璧に舗装された高速道路を歩くような人生を送りたいのかな?
あれから、6年
SさんもH美ちゃんも40歳を過ぎた。
まだ、独身でいる。
あの時、私が、H美ちゃんの行動は
傷ついた心がそうさせたことに気づいてあげられていれば
Sさんの「ほれています」の想いを
H美ちゃんの心へ届けることができたのかもしれない。