コーチングの成果は、その時に感じることもあれば、長い目で見ると
随分変わったな〜と思うこともあります。
末娘が、この5年で大きく変わったことは・・・。
以前は、怒りんぼうで、私が少しでも何かを注意しようとすると、それだけで
「だって、〇〇なんだもん!!」
とすぐに怒って 言い訳ばかりのこどもでした。
こんなに怒りやすい性格では これから先 どうなってしまうのかしら・・と 母として
不安な気持ちが いつも あったし、半べそながらの反論には 手を焼いていました。
それから 私は コーチングの承認「同じ言葉を繰り返す(おうむ返し)」を意識して
やってみるようになりました。
子「あ〜疲れた。」
私「〇ちゃん、疲れたんだ〜。」と、笑顔でその同じ言葉をそのまま伝えます。
子「学校でね、面白い事があったんだよ。」
母「〇ちゃん、学校で面白い事があったんだ。」 と。
すると どうでしょう・・・こんな言葉がかえって来ました。
子「そうなのよー。」 そう嬉しそうに言いながら、手振りもついて。
さらに 次を話したい気持ちが 伝わってきます。
これは 私にとって大きな収穫でした。
この時、ただ ぶっきらぼうにでは 気持ちは 伝わりません。
心をしっかり子どもに向けて、丁寧に聞きながら・・・(ここ、ポイントです♪)
そう意識して、同じ言葉をそのまま 返してあげるうちに、娘は 変わっていきました。
日常的に 笑顔が増えてきました。そして、この私との言葉のやり取りを楽しめる
ようになって 言葉遊びになったり 冗談も出てくるようになりました。
しっかり、目を合わせながら 話をするようになりました。
大人もそうですが、心が満足すると ゆとりも出てきます。
ある日、私が疲れて、カエルのように畳にごろっと横になっているうち、知らずに
寝てしまった事がありました。
はっと 気がつくと、娘の声。
「お母さん、お米をといでおいたよ。」
とても嬉しかったです。
心にゆとりができてくると、大人と同じ、こどもも人に優しくなれるんですね。