本番で力を発揮した子どもたち(学芸会の思い出)

こどもの小学校は、学芸会と図工の作品展が 毎年交互にありました。
1年おきなので 、特に学芸会は 先生方も力の入れようが違います。
特に6年生の先生方・・ですね。 もちろん、子どもたちも。

小学校のこどものクラス委員をしている時に 本番数日前に 練習を見に行った事があります。 
先生は気合を入れて、大声で怒鳴っています。いえいえ、指導中。
「おい、もう何やってんだょー。そうじゃないよ。早く移動して!」
「何回、同じ事を 言わせるの!!」
こんな感じで。
子どもたちに 緊張が走ります。 嬉しそうじゃ、ありません。

さて、本番。
先生は、この日だけは、声のかけ方が違います。
「みんな、練習したんだから、大丈夫。一生懸命やろうね。」と笑顔で語ります。
そして・・・
幕が開いて 劇が終わったとき、親と先生は 感動の涙・・。素晴らしい演技に拍手喝さい。
子どもたちは みんな 満足そうなきらきらした目で 喜びを分かち合っています。

担当の先生の陰の声
「本番 それだけできるんだったら、何で 練習でちゃんと やらないの!?」

でもね、 それは無理かもしれません。
なぜなら 練習の時は こども達には、(できてないじゃない!いい加減にして・・)
そんな気持ちが 伝わっていたかも しれません。
それでは 本当の力は発揮できないでしょう。

本番は 親も先生も こどもたちを信じて 心から応援したから、期待以上の力が
出せたと わたしは思います。
6年生の演技は、大人顔負けで、ずっと 心に残っています。