感じやすい心を そのまま受け入れて〜

先日 お母さんから こんな質問をいただきました。

「うちの子は すぐ泣くんです。小さな事で いつでも泣くので、どうしたものかと思って、
「そんなに 泣いたら〜〜だよ。」「泣かないで、もっと 〜〜してね。」と言うんですけど、全然だめで・・。」

お母さんから見たら、お子さんが泣いている回数が多くて それが気になり 「何とかしたい」という 気持ちが伝わってきました。

そのお子さんは、きっと 感じやすい 感受性が豊かなやさしい心を持っているのですね。
そんな風に考えてみては いかがでしょうか? 

お母さんは 泣きたい気持ちになることって ありませんか?
いや〜私は嬉しくても 悲しくても よく 泣きますよ。

おとなも こどもも 泣きたい時がある、それって おとなも子どもも 同じです。
これは、泣きたい気持ちだけではなくって、不安になる・イライラする・怒る気持ちも そうです。
大人は、経験から 気持ちの方向転換をする術を 知っていますが、
こどもは まだ どうしたらいいか わかりません。

ですから、そんな気持ちが(もし、それがボールだとしたら) 飛んできたら、それを床にごろんと 落とさないでくださいね。

たくさん そんな気持ちが床に落とされたままになったら、・・お母さんに受け入れてもらえない きっと悲しい・淋しい・不安な気持ちに なることでしょう。 

泣いていたら 「今 泣きたい気持ちなんだね。」
怒っていたら 「今、怒りたい気持ちなんだね。」と まずやさしく言葉をかけてあげてみてください。
そうすると こどもは 安心できます。

それから もう1つ お母さんに 伝えたことがあります。

「お母さんの前で 泣けるって、とても 素敵なことと 思います。
なぜって、自分の気持ちを 抑えないで、そのまま お母さんの前で出せる関係が
あるという事だと 思うんです。」

思春期頃になると 自分の気持ちを出せないお子さんに 出あう事があります。
原因の1つには、気持ちを受け取ってもらえない、そう あきらめてしまうのです。

こどもの心は とても感じやすく、おとなが思っている以上に 繊細です。

だから、泣いてるお子さんが来たら、(泣いてもいいよの 気持ち)で、その時の気持ちを否定しないで、 抱っこしたり やさしく 受け入れてあげたら、・・ こどもも 気持ちが満たされて きっと 明るくなっていく・・と私は思います。