関西の大学の先生から こんな実話を お聞きしました。
ある大学予備校の男子は、とても優秀で いつも 予備校でも、トップの成績。
「必ず 京大に 入れます。」と太鼓判を押され、
予備校の先生からも、両親からも 大きな期待をされて、本番の試験に臨みました。
ですが、その年は 残念な結果に 終わりました。
「来年は 絶対 大丈夫だよ。」
誰もが そう言い、みんなの期待をしょって、もう1年、もう1年・・・と とうとう 5年も浪人を しました。
そして これ以上は 浪人できないと ついに京大はあきらめて、すべり止めの 大学に入学をしました。
でも、それも 長くは続かず、年の離れた仲間にも 馴染めずに とうとう 大学を辞めてしまいました。
みなさんは、どう お思いになりましたか?
以前、TVで あいのりを見たとき、女子大生の女の子が 参加の動機を こう言ったのを 今も覚えています。
「私は 今までずっと お母さんの言うとおりに 何でもやってきました。今の大学に入ったのも、お母さんが 推薦で入りなさいって 言うから 決めました。
でも、わたし 何だか 自分が 自分じゃないような気がするんです。自分でも 自分がよくわからなくって・・。だから、自分で何かをやってみたくて、これに参加をしました」と。
そして 今 大学を卒業して、就職をしたものの、自分の生き方や仕事に 違和感を感じて、悩んでいる新入社員が かなりいる、という話も 聞きました。
・・・こどもの人生は こどものもの、私は そう思います。
みなさんは 母親として いつから こどもに考えるチャンスを作っていきますか?
自分が 何をしたいか、自分で考える習慣は とても大切です。
例えば、2歳のこどもでも、「どのおもちゃで 遊びたい?」と聞いたり、
幼稚園のこどもでも、「どの洋服を着る?」と聞いたり、
そんな小さな質問をする 積み重ねが、自分で考える習慣と 将来の自分を考えていくことに つながって いきます。
「あなたは、どうしたいの?」 そう聞いてあげてほしいなと 思います。
これは、コーチングの質問をする、スキル。こどもに 気づかせるために聞きます。