うまくできなかった事を「できる」に変える会話〜

うまくできなかった事を受け入れて の日記を11月30日に書きました。
 こちらへ(11/30)

上手くできなかった時、それを叱るかわりに 「成功のもと」にする 会話の流れを 書いてみます。

例えば、食事中に こどもが お味噌汁をこぼしました。
お母さん自身が後始末をすると思うと、仕事が増えて 「なにやってんのよ!」と
怒りたい気もちにも なります。

でも、お母さんが 怒って、片付けてしまうだけでは、こどもの自立には なりません。
これは、「味噌汁をこぼした時は、どうしたらいいのか?」をこども自身が 身につけるチャンスなんです。

だから 怒る必要はありません。はじめに、
「こぼしちゃったんだ。(そのまま 受け取ります)」
「こういう時は、どうしたら いいのかな?」 とこどもに 質問をします。

きっと そのお子さんなりに いろいろな答えが返ってくるでしょう。
お子さんが 考える時間は 少し待ってあげてくださいね。
あせらない・・・ここで、考える力もつくんですよ。

忘れていたり、初めてのことで「わからない。」そんな答えの時には、
まず一緒に手を動かしながら、丁寧に教えてあげます。
そして、「今度 もし お味噌汁をこぼしたら、自分で片付けられそう?」と
聞いてあげてください。
そして、まだ わからない所を もう1度 教えてあげればいいと思います。
そうすれば、
「じゃ、この次からは 大丈夫だね。」と お互い笑顔になれます。

「わたし、知ってるよ。」というお子さんの答えが 返ってきたら、
「じゃ、お母さん、見ているから 教えてくれる?」と声をかけて、
途中で 迷ったら さりげなく教えてあげたり、励ましながら 最後まで片付けることを
見守ります。

様子を見ながら、質問をしてみて ください。
「始めに 何をしたら いいかな?」
「どこと どこを 拭けばいいかな?」
「どういう拭き方が きれになると思う?」
「台拭きんは、拭いた後は どうすればいいかしら?」
1つ1つのお子さんの答えは、しっかり 受け入れてあげてくださいね。

自分で、考えて 決めて、やってみる!そのことが 素晴らしいのですから・・。
そして、終わったら たくさんほめてあげましょう。

さらに時間がある時には、
もう1回、やってみてもらうチャンスをつくると、こどもにとっては より自信がつきます。

これらは、お母さんが自分で 後始末をさっさと やってしまうよりも、時間がかかります。
でも、その時間を持って、うまくできなかったことを 「成功のもと」に変える体験を たくさんしていく事が、こどもが自分に自信を持つ事と 自分一人でできるようになっていく こどもの自立のために とっても大切です。

あした もし お子さんが 牛乳やお味噌汁をこぼしましたら、あなたは どうしますか?