お稽古の先生とこども達の気持ち〜その2

昨日の (お稽古の先生とこども達の気持ち〜その1) の続きになります。読みに来ていただいて 有難うございます。 

先生からのメール 「今日は大人気ないことをしました。
○○ちゃんには謝りましたが 態度には気をつけてねと注意しました。」と。

あなたが、お母さんだったら 女の子に何と言いますか?
先生の言葉を どう思われましたか? 

実は、女の子のママも 私も 少しがっかりしました。
その理由は、女の子が先生にその様な言葉・態度をとってしまった
気持ちを 時間が経っても 感じていないようで・・・。

強い指示・命令は、こどもを緊張させる事が 多いように思います。
「先生に怒られないように・・」と意識しすぎて 力むので、返って 
筋肉も のびのびではなく、さらなる緊張モードに!

これでは、気持ちは一生懸命でも、体がついていけませんね。
先生が その時のこども達の心の状態を もっと感じていれば、
言葉のかけ方も きっと 違っていたでしょう。
とは言え、忙しい時、切羽詰った状態では、戦闘モードになりがち。 人間ですもの。

もし、自分のそんな状態に気がついた時は、後からでも こどもに 素直に謝りたいと 私は思います。

さて、お世話になっているママは、先生とのいい関係を保つことも 大事に考えますので
ママは 先生には がっかりした事は、言わない事にしました。

でも、そうすると 自分の心の中で もやもや感が残りますね。
人との関係の中では特に もやもやは たまっていった時に、
心が重くなってしまいそうです。

そんな時は、少しでも 自分が軽くなれるように 「自分は〜しよう」と決めること。
自分の気持ちの整理をしておくと、その分だけ 気持ちが楽になるかもしれません。

そのママには「たとえ先生が 何と言ったとしても、あなたは、お子さんの味方!と思います。
あなたは 母親として、(女の子に)何て声をかけますか?」
と 質問をしました。

例えば、ママから女の子に こんな言葉を・・・
「精一杯演技をしていたのが お母さんにいっぱい伝わったよ。」
先生への言葉(違う、やだ。)に対して 
「自分の気持ちを正直に伝えたんだね。」
「勇気をだして言えたね。」
「ほかの友達も 同じ気持ちだったと お母さんは思うよ。」

先生の気持ちについても 2人で 時間をとって 話ができると いいと思います。
「誰でも言い過ぎることってあると思うけど、
今日の先生のことを どう思った?」
 (答えを受け取ってあげて)
「ちょっと言い過ぎだった先生を 許してあげられるかな?」
「先生の好きなところは どんなところ?」
 (少し先生のいい所にも目を向けて欲しいですね・・)
「あと少し 練習頑張っていけそう?」
「お母さんは、何があっても あなたを応援しているよ。」
「本番がとっても 楽しみ!
一生懸命にやってきたから、うまくできると思うよ。」

女の子が 前向きな気持ちで 明日からも練習を続けて、
本番で のびのびと 最高の演技ができることを 応援しています♪ がんばれ!