今週から、新学期が始まりました。不規則な生活をしていて、朝お子さんを起こすのに 一苦労、そんな方も いらっしゃるかも しれません。
幼稚園の兄とまだ幼稚園前の妹がいる お母さんから こんな話を お聞きしました。
いつも 2人のお子さんを起こすのが 大変でした。でも、この日は・・・
前の晩に お母さんは 4歳の妹さんにこう言いました。
ママ「お兄ちゃんの幼稚園が始まって お母さんは忙しいから、ママは目覚ましが鳴ったら
すぐ起きるけど、どうする?」
妹さんが、自分で考えるように 質問をしました。すると・・
妹「お兄ちゃんが起きるんだったら、起きるけど、お兄ちゃんがまだ寝てるんだったら
私も寝てる」と。
ママ「じゃ、お兄ちゃんが寝てるんだったら、ママは一人で行くよ。」
妹「それでも いい。」 自分で決めて、納得しました。
ママ「朝、ぐずるのはなしよ。」と 約束をして 寝たそうです。さて、翌日・・。
ママは先に起きて、1階に行きました。
少しして 残った2人のお子さんは 布団でこんな会話をしたそうです。
兄「ぼくは、起きるけど、どうする?」
妹「一緒に起きるけど、抱っこして!」
そして、お兄ちゃんは 妹を抱っこして、平和に起きてきたそうです。
ママはびっくり。たくさん ほめてあげたそうです。
前の日の 妹とお母さんの会話に お兄ちゃんは加わってはいなかったのですが、
横で それを聞いていました。
ですから、起きる時にママが妹に言ったことと同じ質問を お兄ちゃんも自然にしていたんですね。
妹さんも 昨日自分で決めた事に 納得していました。
ママもお兄ちゃんも 妹に対して、指示だしをしないで、かわりに 「どうする?」という あなたが自分で決めていいんだよ、という質問を しています。
妹さんが ぐずらないで 素直に行動ができたポイントが ここに あります。
気づかせるための質問をすること、コーチングの質問のスキルです。
ご家庭で ためしてみては いかがでしょうか。
ママができると、こどもも 教えなくても できるようになっていく、これも 嬉しい発見でした♪
※お母さんのご了解をいただいて、紹介させていただきました。