ようこそ先輩〜課外授業「自分に厳しく、仲間に厳しく」

きょうの先生は、3〜5人のチームで24時間レースに挑む アドベンチャーレーサーの田中 正人さん。

1日目は みな体育館に集まって、6人チームを作って 障害物タイムレースをしました。
障害物は 部分的に段差があるマット渡り、跳び箱、コースが狭いカニ歩き。
これを6人の中で、1人で2周する人、2人3脚で1周する人、3人4脚で1周する人を
決めて、順番も自由。

実際にレースをやってみると・・・・
「足、踏むなよ!!」 (文句ばかり 出て来ます。)

田中さん「どうでした?(どうすればいい?)」
こどもたち「相手に合わせていく。」 「相手を考える」 「相手を思う。」
田中さん「それが、チームワークの原点ですね。」

そのあと、田中さんのレースのビデオを みんなで見ました。
この中で、田中さんは 足の裏全体が マメができて ケガをしている仲間に対して
もっと頑張れと 言い続けた 話をしました。

それは・・・自分に厳しくして、「オレも 我慢してるんだ、命を賭けるくらいの覚悟でやってるんだ」の気持ちで やっていること。
その上で、相手を思うことを 前提にして、仲間に厳しくしている言葉でした。

その気持ちが 仲間に伝わった時、ケガをしていた仲間も「わかった。」と言って 頑張ったそうです。

そのあと、こどもたちは もう1度 作戦会議。
「意気が合わない人とやっても しょうがないじゃん。」 そんな感じながら、
いかに助け合えるのか、どのチームも いろいろ 試し始めました。

2日目。田中さん 「今日は もっと真剣にやってください。」
そして、田中さんが 仲間でみんなに お手本を見せました。タイムはこどもたちの10分の1ほど。

「自分に厳しく、相手にも 思いやりをもって厳しく!。」と 田中さん。
「真剣に!真剣に!全力で!」
「ちょっと 手を抜いてない?
チームに貢献できるなら、その役割も 全力で やらないと。」

さて、その後のレースを終えると こどもたちは
「こっちの事も 考えてよ!」
まだ、相手に厳しいだけ。(自分に 厳しいところは?)

作戦会議は 続きました。そして 決勝戦のレース。子ども達は 前とは 違っていました。
レース中・・・
「(ころんだ仲間を見た時、責めないで)最後、オレたちが カバーするぞ!!」
優勝チームからは・・・
「思いが1つになった時、こんなけんかが 生まれるんですよ。やっぱ けんかでしょ!」

田中さん「相手の事も 思えるから、人にも厳しく言える。
それには、勇気も いるよね。自分に厳しいから 言えることです。」 

わたしたちの 子育てを振り返ってみて、どうでしょう?
こどもに厳しいだけではなくって、まず 自分に厳しいこと。本気。真剣に!
わたしは その言葉が 心に残りました。

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