こどもの基準とおとなの基準〜

ある親子の会話です。
休みの日に、お母さんが出かけるので、ご主人に向かって
ママ「留守番してね」と頼むと、
パパ「うん、いいよ。おれがこどもたちを見ているから。」と言ったそうです。
さて、それを聞いていた こどもは・・・
「見てるって、パパはいつも 2階でパソコンとにらめっこだもん。
『俺が、見ている』っていうのは、ぼく達と遊んでくれることを言うんだよ。」
さすがに パパは二の句がつげなかったそうです。
そのあと・・
パパは さすがに 公園にこども達を連れて行って あそんでくれたそうですよ。
こどもたちは、本当に 良く見て、感じていますね(笑)
…………………………
さて、日常の中では こどもに このくらい出来て欲しい・・と思う事が いろいろ あります。
勉強はこのくらい。片付けはこのくらい。・・
それは、親の基準ですね。すると、そこまで できないと ダメ出しの言葉を かけることに
なってしまいがち。親子共々、そこまでできないと、つらいですね。

あるママは、そんな時、「うちの子どもの場合は、〜このくらいなら できるかな」という
お子さんに合わせた基準をもつことに しています。

たとえば、学校の問題集選び・・まぁ、このくらいなら 何とかできるかな の目線で、
「今のA君には、これがぴったり」と すぐに 選べるんだそうです。
いつも お子さんを見ているので、「これは、ちょっと無理だけど、これは 簡単すぎるな」と わかるんだそうです。
何とか、遅れを取り戻そう・・のように、ママの基準ではありません。
ですから、お子さんも 無理をしないで 取り組めます。

また 2時間のプール。本当は2時間 しっかり泳いでほしいけれど、
「うちの子に、それを求めるのは、ちよっと無理そう。だから、少し あそびを入れながら
くらいが 楽しめて のびのびできるんだな〜。」と
お子さんの基準に合わせています。 ですから、かりかりしないで
お子さんが楽しむ時間もOK、遊びも入れる、そしてしっかり泳ぐ時間ももつこと、
それが、こどもには 合っているだな、とそれを受け入れます。

お母さんが、自分の基準に お子さんを合わせさせるのではなくて、
子どもが 無理しすぎないで、1つ1つのことに 満足して取り組めることを大切にしています。
みなさんの基準は、お子さんに合っていますか? ちょっと振り返ってみてください。