ニュースでこんな報道が ありました。
映画で公開されている 『硫黄島からの手紙』ですが、 いろいろなところに 反響が出ている という内容でした。
1つは、 アメリカでも公開されたことで、新たに 米兵が持ち帰った 日本兵の手紙が 遺族に 送られてきたこと。
きっと 同じ目線から 遺族の方の気持ちを 察してあげてのことでしょう。
もう1つは、一般には認められていないのですが、遺族の方が 硫黄島での追悼に
出発する話を聞いた 周りの人が
「あら、硫黄島に行けるの?いいわね〜。」という 言葉をかける人が多いこと。
それで、ご遺族の方が 心を痛めている ということでした。
相手の気持ちは おかまいなし。自分のことだけ考えて 言葉をかけたこと、
その何気ない 周りの人のひと言が 遺族の方の 心を傷つけていることに
気がついていません。
もし、御遺族の気持ちになって、同じ目線で 話を聞く事ができたら・・
「いいわね〜」の言葉は 出てこなかったことでしょう。
話を聞くときの 自分の姿勢、とても大事ですね。
同じ目線に立って 話を聞くときと、自分の事だけ考えて 話を聞くときでは
そのあとに かける言葉が 違ってきます。
励ましの言葉にも なります。 その逆にも なります。
こどもとの会話の中でも、同じ目線で 話をきいてあげるから わかる気持ちが
あるように 思います。
また 自分目線で言った言葉が 小さいこどもの心に 不安や悲しさを与える可能性も
あります。
去年 3人目の子どもさんを 出産したお母さんは 今 大忙し。
真ん中のお子さんは 今赤ちゃんに焼きもちの 真っ最中で だだっこに変身。
お母さんは その対応に 追われています。
そうなると ほうっておかれるのは 上のお子さん。
でも、最近何だか 上のお子さんが 何となく変・・ んん?
幼稚園にバスで通ってはいますが これは・・?
お母さんは 上のお子さんの目線になって 気持ちを考えてみました。
そして、バスの登園をやめて、一緒に園まで 送り迎えをするように しました。
そうしたら、上のお子さんは、んん?が消えて 落ち着いたそうですよ。
親は つい 自分目線で 物事を進めがちですが、できる限り お子さんと同じ目線
にたって 話を聞いてあげたり、おしゃべりしながら お子さんの気持ちを感じてあげられると、
よりお子さんは 気持ちが安定して いつものお子さんらしさが いっぱい
出てくることでしょう。
んん?と感じたら、「今、どんな気持ちなんだろう?」と振り返ってみては いかがでしょうか?