きのうは、2つの卒業式に出席しました。
その時、校長先生から いいお話を 聞きましたので 書きとめたいと思います。
ちょっと固い内容ですが、とても大事な事。 ご参考になれば、幸いです。
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学校は 「自分を見て、自分を律すること」を 大切にしてきました。
これからは 自分で 世の中の流れをよく見て、どちらに向かっているのか、見極めて欲しいと思います。

1983年「第三の波」を書いたアルビン・トフラーは、その10年も前に
「これからの 日本の教育はどうですか?」と インタビューで聞かれて、
「日本は、将来の力をつけるための教育ではなくて、過去に必要だった人材をせっせと
つくっているのではないか?」そう答えたそうです。

著書「第3の波」の中で、トフラーは 世の中の流れを こう分析しました。
第1の波は、人類誕生のあと、農業が始まって 定住生活が始まった事
第2の波は、産業革命、物を規格化して 大量生産がはじまったこと
そして 第3の波は、1980年〜の脱産業化とIT革命。

今、時代の波は 早く動いています。誰もが 情報発信者になれるように なりました。
が、大きな波に乗っていると、それに影響を受けている事に気づかないまま 進行していることがあります。
私達は、幸せの方に動いているのか、見極める時代に来ています。
過去の人が残してきた問題をかかえて、様々なことに対処することが 求められている時代です。

これからの君たちは、第3、第4の波を乗り越える英知を持って欲しい。
生活の中に、核になるものを見つけて、失敗を恐れず、ねばり強く乗り越えてほしい。
エジソンは、フィラメントを作るのに3000回の失敗をしたそうです。

もう1つ持って欲しいもの、それは 優しさとゆとりです。
まず、与えてみる。自分が楽になる前に、人を楽にさせてあげることをしよう。
大きな波の中で、発言する自由の素晴らしさとともに、心の強さと優しさを持って欲しいと思います。
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こんなお話でした。
目の前のこどもとの係わりに 追われてしまいがちですが、母親も 社会の一員として もっと社会の流れに 目を向けていきたいと 思いました。

第3の波を生き抜き、さらに第4第5の波を築いていく 優しさと失敗を恐れない ねばり強いこども達を育てていくために、
そして・・こどもたちの本当の幸せのために、コーチングは お役にたてると私は思います。
今 春からのセミナーの準備中です。 その1回1回と 出会いを大切にしていきたいと 思います。