1泊2日でしたが、娘と約束をしていた 親子2人の卒業おめでとう旅行に行ってきました。
観光バスで 桜の名所を見たり、温泉につかったり、・・

旅に出かけると、いろいろな人に出会います。それも また楽しみの1つ。
同じツアーに参加した人同士、すれ違った人 短い時間の中ですが 
出会いは 会話から 始まりました。

たとえば・・
食事の時、同じテーブルになった 老夫婦。
「どちらから いらしたんですか?」の会話をきっかけに、前の席に座っている奥さんと 話をしました。 
「都内にも 桜があちこちに咲いてますけど、千鳥が淵の桜は 見ましたか?。
1本の木に2つのライトがついていて、夜にライトアップされると、それは 見事で。
九段下から 行けるんですよ。・・・」

わたしは聞くほうが 多かったのですが、お堀に桜の花が満開だったら さぞきれいだろうな〜と思いながら、これもご縁と思いながら 話を楽しみました。

言葉を交わした奥さんは勿論ですが、その隣に座っていた ご主人は、その時 会話には
参加せずに じっと聞いているだけでしたが、翌日から 顔を合わせるたびに
すごくにこやかに笑顔を わたしに向けてくださるように なりました。
そのことも とても 印象的でした。

同じ時間に 同じ話題を共有できること、それだけで 随分 関係性、お互いの距離感が ちかづいていくものですね。

もう1つ バス、というと運転手さんがいます。
今回の運転手さんは とってもウェルカムな方でした。

ウェルカム・・と言う言葉は、「歓迎する」の意味と思いますが、まさに そんな雰囲気をお持ちで、白い歯と大きな声、健康的な日焼けした笑顔の方でした。

例えば、桜が ほとんど咲いてない見学場所が あった時には、添乗員さんと 
「ここは咲いてないから 観光地ではないけれど、こっちへ行けば もっと桜が見られる所が あるが、どうだろう・・」と 予定の場所を変更して 率先して提案したり、
案内をしてくださったり、添乗員さんや 行き先々の地元の人とも いつも何か楽しそうに 会話をしていました。
とても オープンハートを感じたのは、明るさを 感じたせいかと 思います。
それから 私達がバスを毎回 降りる時にも、
「はい、お疲れ様でした。」などと 気さくに声をかけてくれたり
お客様だから、というよりも いつも こんな人なんだろうなと思える自然体な会話のまま。
構えていないので、いいんですね。言葉をもらって、ハッピー♪

もう1つ こんな事も ありました。
ロープーウェイを降りて、階段をどんどん歩いて下の神社に向かっている時、逆方向から 
一人で おじいさんが 上ってきました。
この階段ばかりの上りは、きついだろうな〜そう思いながら、にっこり
「こんにちは!」と声をかけて 挨拶。
すると すれ違う時に 「露天風呂に 行くところなんです。」と おじいさん。
そう言いながら どんどん上って行くところでした・・が・・おや?
(この先に露天風呂は ないはず・・) 地図で見てみると、方向が全く違います。
わたしは、あわてて おじいさんを追いかけて、
「この道は 露天風呂には 行きませんよ。」と 地図を見せながら 現在地を見てもらい 
一緒にもう1度 神社まで 下る事になりました。

今 考えてみると、挨拶をしていなかったら ただ おじいさんは 「頑張って上っているな〜」しか わかりませんでした。
はじめに挨拶して、言葉を交わしたから 道が違う事に 気がつけたんですね。
ひたすら 階段の道。 ほんの短い間の出来事ですが、言葉をかけあって 
良かったーと思いました。

旅って、いろいろな出来ごとがありますね。 言葉をかけると、つながりが生まれます。
時には ちょっと勇気もいりますが、自分から 先に声をかけていく気持ちを いつも 持っていたいな〜と思った 旅でした。