GWの最後の日、東京は 雨になりました。
家で過ごされている方も 多いかもしれませんね。どんなGWだったか、
ご家族で ゆっくり 話をする時間が あるといいですね。
プロスポーツ選手のコーチのように 一緒にいると やる気を自然に 引き出してくれる
人が 時々います。
話をする時の 人との向き合い方で、すてきだなっと感じる人も います。
同じ年代で、そんな友人がいます。
以前、子育てをした話を聞きましたら、お子さんに対しても 大人と同じように 向かい合って よく話を聞いて 接していることを 聞きました。
まさに それを感じさせてくれる人です。
その友人が、習い事中に突然倒れて、診断は 脳溢血でした。
少しづつ回復していますが 言葉を一部忘れる 失語症が残り、今会話は 理解することはできますが、
話す事が まだうまくできません。
きのう、お見舞いに行きました。
少し良くなったことに 安心しながら、向かい合って「何を伝えたいんだろう」と
こちらも 一生懸命になって
笑顔で、できるだけ 言葉を聞き取るために 顔を近づけます。
そうすると、わずかの口の動きと、話の流れや 友人の考えそうなことを推測して、
わかるときもあって 「こういう事を言いたいの?」と確認をします。
必死に聞きとろうとする 自分がいます。
(そう言えば、うちの子どもと話をする時には ここまで わたしは真剣ではないな〜と
気づきました。)
お見舞いの人の中に、言いたい事が全部わかってくれた人がいた、と聞いたことも
驚きました。
話をする友人は、言葉が出ないもどかしい表情を 少しだけする時も あるのですが、
精一杯 言葉を出そうとします。
思うようにできない 気持ちの中には いろいろな思いを抱えていると思いますが、
でも とても落ち着いていて、取り乱す様子は 少しもありません。
「今」の自分を 受け入れているように 感じます。
出来ることを 一生懸命やっています。
いつもと変わらない 穏かな笑顔を 見せてくれます。
本当に 言葉と人の気持ちを誰よりも 感じて、大切にしていた友人だけに、
1日も早い回復を 願っています。
お互いにしっかり 向き合うことから 伝わってくる事、その大切さ、
言葉では ないもの、人としての姿勢、ご家族が 応援する姿勢・・・
たくさんの気づきを 友人から もらいました。
失語症は、言葉をもう1度 学習する時間を持つことが 必要で、特に
家族が諦めてはいけないのだと もう一人の友人から 聞きました。
何事もそうですね。 わたしも ずっと応援したいと 思います。
小さな口や目の動き、震えや向きの中にも 気持ちがいっぱい 詰まっています。
子どもさんの表情や しぐさから 何が言いたいのかな、 と感じてみてください。