高校生4人組が好きだった先生は〜

以前 塾の講師をやっていた 先生が ある日、生徒さんに
「先生 やめるね。」
そう言うと 見あげるように 体の大きい生徒さんが
「やめないでくれ!」
と 泣きました。

「どうして?」先生は 聞きました。
「先生は 俺達っみたいな ばかを よく見てくれた。
おれは 野球部でも、レギュラーにも なれない。
『お前は be 動詞も 知らないのか!バカ。』って 言われる。
けど、先生は 1回も そういう事を言わずに
ほめてくれた。」
4人は 泣きました。

先生は いつも・・
ありのままを 受け止めてあげたい。
そう思っていたそうです。
他の先生から バカ扱いされてしまう子どもたちを 受け止めてあげたい。
受けとめた事で 絆ができたな、
信頼関係が できたな〜と 思う事が幸せでした。

いろんな塾で 教えていた当時
成績が思わしくない 子ども達に接する事が 多く、
その子たちを 教える中で 
「正解がある be 動詞が わからない子どもたちを どうやって 伸ばしていこう?」
と なった時に、限界を感じて
「生活面で もっと 認めてあげたい。
この子たちの 生きてく中で 
自信をもたせて あげたい。
その子達の気持ちに 寄り添いたい。」
そう 思ったそうです。

その背景には 実は ご自分が 高校生時代、母親からの期待や
何気ない言葉、比較に 
「自分は 認められたことが なかったな〜。」
と、その苦しさが あったからだそうです。
だから 人に対して 認めてあげたい気持ちが
強かったと いいます。

講師の先生は その後 これがきっかけで 教師になりました。
・・・
点数で 一人ひとりを評価する傾向が強い 今日。
もっと その子どもの良さを 見てあげて、その子の素晴らしさを
言葉で 伝えてあげる人が いることが
どれだけ 心に希望と 力を与えてくれることでしょう。

こんなステキな気持ちをもった先生、おかあさん、おとうさんに
なるために 今 あなたが大事にしたい事、やりたい事は 何ですか?