自分への質問を変えて、こどもの笑顔に〜

知人からこんな言葉を聞きました。
理想の夫婦になるセミナーを主催しているAさんご夫婦
の家には、こんな家訓があるそうです。
書かれているのは・・
「リアクション命」
いかがですか?
言葉を伝える。気持ちを伝える。それが大事!という事ですね。
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あるお母さんの話です。
小学生のお子さんが リレーの選手に選ばれました。

お母さんは それが心配でたまりません。
真剣に お子さんに こう言いました。
「クラスのみなさんに 迷惑をかけたら 大変だから
リレーの選手は 断りなさい!」と。

お母さんが 頭にイメージしたのは
お子さんが失敗をして、みんなに迷惑をかけ、
そしてきっと自分も謝っている姿なのでしょう。
それを聞いて泣き出したお子さん・・。
お母さんも 真剣に心配しての言葉です。

お母さんの言葉の中には こんな前提があります。
・うちの子は リレーで失敗するかもしれない。
・クラスの友達・先生や父母に きっと迷惑をかけるだろう。
お母さんはその前提があるので
「子どもが失敗したら どうしよう?」という質問を
気づかないで 自分にしています。

失敗することに 自分の気持ちの焦点が向いていますね。
脳はイメージしたことを体験したように
インプットしますので、お母さんは本当に それが
起こりそうに感じたことでしょう。
お子さんにとっては せっかくのチャンスを失い、嬉しいはずの気持ちが
悲しみになってしまったことでしょう。

たとえば、こんなふうに 質問を変えてみてはどうでしょう?

「リレーに出ることは こどもの成長にどんないい面があるかしら?」
「リレーに出て、こどもはどんな素晴らしい体験をするかしら?」
「子どもがリラックスして、いつもの力を出せるように
私にできることは 何があるかしら?」

当日でしたら・・
「運動会の朝、どんな声をかけてあげたら
 笑顔で うきうきして運動会へ出かけて行けるかしら?」
「今日 私は何を楽しみながら リレーを応援できるかしら?」

子どもの笑顔を引き出して、こどもが伸びる芽をそのまま
大事にしてあげる言葉は どちらでしょう?
あなたでしたら 何と声かけしますか?

一生懸命な頑張りが 子どもの輝きと自信になります。
失敗は してもいいのですよ。私はそう思います。
だって 人間ですもの、そして 素晴らしい体験になることと思います。
得ることも あるでしょう。
親子が それを受け入れ合える気持ちを 大切にしていきたいですね♪