まずは ようこそ 先輩の話題から〜(昨年12月放映)

今年84歳になる 俳優久米明さんは 中野区の小学校で
子ども達に 朗読の授業を しました。

題材に選んだのは こども達にとっては 古い表現でかかれた
島崎藤村 の「初恋」でした。
若い頃、久米さんが心ときめかせた詩です。

大人も 読むのが難しく感じられるこの詩から
久米さんが 伝えたかったことは

音読をする その声を出す裏に 心があることが 大事だよ、とうことです。

こども達は 心を乗せていくために いろいろ考えてみました。
自分の初恋の人を イメージをする子ども
1番好きな文を 雰囲気を変えて読んだ子ども
最後の1文に 初恋の嬉しさを 込めるようにした子ども

りんご、という言葉に 初恋のイメージをする子ども
おばあさんの初恋の話を イメージした子ども
初恋を 悲しみを込めた子ども・・・

子ども達は心をこめて 読みました。

久米さん「人間というのは 意味のある言葉の持っている心の中も
相手に 伝えようとしているんだね」

 最近 聞いた話なのですが
事件を起こす 子どもたちは 言葉に心がなくなって
無機質になってしまっているから 平気で 事件をおこしてしまうと。

嬉しい、と言葉を言ったときに 嬉しい感情で自分が満たされていること
悲しい、と言葉を言ったら 悲しい感情を 心で実感していること

遠慮したり 我慢が多いと、感情表現を自分で気づかずに
抑えてしまうことも あります。
それが ずっと続くのは 無機質への道。

あらためて 自分の感情を そのまま自由に言葉で表現できること
言葉に心が乗っかって
言葉と心が一致していることの 大切さを思いました。

あなたは 何を感じましたか? 
子どもだけでなく 自分の言葉にも その時の心を感じてみるって 大事ですね♪