「ぼく、ひとりになっちゃうよ」の言葉〜

今夜ですが
NHK番組 プロフェッショナル仕事の流儀
茂木健一郎さんが 脳科学の視点から 討論を進めます。
テーマは「育てる」
午後10時〜です。興味がある方は、ご覧下さい♪
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S君は、お父さんとお母さんの3人暮らしです。
近所におばあちゃんがいるので
頻繁に遊びにも行きますし、一緒にお出かけもします。
親戚との行き来もあって まわりは比較的ににぎやかだと
お母さんは 思っていました。

ある日、おばあちゃんと親戚の家族と S君のお出かけが決まって
おばあちゃんがお迎えに 家に来ました。
お母さんは仕事なので 行かないことを伝えると

S君は・・・半べそをかいて
しばらくお母さんにべったりなって・・

「え〜お母さんも行くんじゃなかったの?
お父さんは 仕事に行っちゃったし、おかあさんと2人でしょう?
ぼく、ひとりになっちゃうよ。
お母さんが仕事に行ったら
あっち(おばあちゃん達)はみんなだけど、僕はひとりだもん。」

お母さんは 感じました。
「しょっちゅう、おばあちゃんの家に遊びに行ってるけど
同じチームの仲間だと思ってないのかな?
家族の3人が1つのチーム
そんなふうに感じるんだ・・・。
それが、S君にとって 家族のつながりで うっすら感じているんだ。」
それが意外でした。
わーわー泣くほど辛くはないけれど、でも 感じているから出た S君の言葉。

振り返ると 別の場面でも ありました。
家でお母さんが 少し強く怒った時
「怒らないでよー。
お母さんが怒ったら、僕は ひとりぼっちなんだから
怒らないでよー。」と。

お母さんは思いました。
「私は昔は 6人家族でしたけど、S君は
私に怒られたら 逃げ場がないんでしょうね。
追い詰められちゃうみたいになちゃうのかなー。」

でも、お母さんは いつもはっきりと
1番は こどもの気持ち。2番が仕事。と決めています。
心の根っこに その気持ちがあれば
しっかりS君を受けとめてあげることができると 思います。
保育園も 学校も 明日からどきどきの新学期。
新しいつながりや関係を築いていく
お子さんにとっても 感じやすい季節ですね。
あなたは 何を大事にしたいと思いますか?

お母さんが心配しすぎないで
お子さんを信じて、ちゃんと楽しくやってくれるだろう、と
思うイメージを持って 笑顔で送り出してあげてくださいね♪