NHK仕事の流儀「育てる」脳の話〜その1

2009.4.2 NHK番組より プロフェッショナル 仕事の流儀 「育てる」
茂木健一郎さんの脳の話は まさに コーチング!の内容でした。
エッセンスで ご紹介したいと 思います。 
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人間の脳は無限に成長できる可能性を持っています。

会社の部下でも、子どもでも 基本的に育て方は同じで、
①親たちが 信じてくれたかな、と言う事と
②後悔すること が 
人の成長に深く関わっていることが 分かってきました。

教育現場のプロは あえて、教えません。
サッカー部の顧問の先生は 「〜しろとは言わないで、自分で考えろよ!」と言い、
英語の先生は 「何ページを見たらわかる?」 そう問いかけます。
答えを教えないで、英語の意味を最後まで言わないで、
授業を打ち切ることもあります。

※コーチングでは あなたは 答えを持ってる という原則があります。

人は成功したり 何かを達成した時、脳からはドーパミンが出ています。
 そして、ドーパミンが出た直前にしたことを記憶して、それを繰り返したくなります。
人に多く教えられるよりも、
自分で考えたほうが より多くのドーパミンが出ると考えられていて、
自発的の方が、記憶も多く刻まれて 学習も効果的です。

自発性を尊重することが 脳を一番活かすことになります。

では、どうすれば 自発的になれるのか?
茂木先生は言い切りました・・・。
「ただ観察しながら ひたすら待つ。」

何を観察しているか?というと・・
①子どもの微妙な変化や
②「これって何だろう?」「やってみたい」という自発性の芽を見てる
先生「彼らを観察して もっともっと見なきゃならない。もっともっと、という思いは
強く持っていました。」

ドラゴン桜の英語の先生は、生徒から 自発的にいい質問が出た時、
それに応えるために 自宅に戻り、資料を集める行動を とりました。
子どもの自発性を見つけたら 本気でアクション!!

知りたいと思うと、脳は 本気で準備を始めます。
イメージで言うと、記憶のシステムが 空白を埋めてくださいと言うこと。
このとき、教える側が 本気で行動を取ると、強く記憶に刻まれます。
知りたいと思っても 時間が経つと記憶のシステムが止まってしまい、
効率も落ちるのです。
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その時の タイミングを逃さないように いつも観察する目で 見て
主体性の芽を見つけたら
それが 親がやってほしい事かどうかは 脇において
本気で応えてあげる ここが 大事ですね。 (続きは、その2へ)