NHK仕事の流儀「育てる」脳の話〜その2

暖かい1日になりました。
あちらこちらに 桜の花びらが ひらひら・・・

その1の続きから〜 NHK 仕事の流儀「育てる」より
…………………………………………………………………………….
こどもが 自分から何かをした時は、すぐにほめると、
ドーパミンが出て した事が強化されます。・・・ほめるのも有効

子どもに任せて、自分で考えさせましょう。 親はほめる、アドバイス役。
少し無理めの やや難しいことを任せると、能力を 伸ばすことに つながります。
だから、
・あえて教えないで
・観察しながら ひたすら 待つ
・主体性の芽を見つけたら、その時 親は本気でアクションを起こしてあげる

Q、どうしたら、そうできるでしょう?

茂木先生「子どもに 待たないで、だめと言った数だけ、自主性の芽は
つぶれると思ったくらいの方がいい。特に子育てにおいてはね。」
「自発性は いつ出るか わからないんです。だから 待つんです。」
見守ってあげる。待ってあげる。

Q、じゃ、自発性が出なかったら どうしたらいいですか?

「親がやるべきことと 子どもがやるべきことの分担を 見極めることです。
親としては
ヒントをあげるのは いいと思います。

たとえば、①どこかに連れて行ってあげたり、②本物に会わせてあげること
つまり、環境を少し変えてあげて そこで 待ちます。
親の役割は ここまでです。
それから先は 子どもの役割です。・・・区別する

脳は強制できません。
自発的にならなければ、働きません。
人生の道の途中で、壁を乗り越えている 大人たちの共通点は
未知の世界へ 果敢に挑戦する スピリットです

Q、では、どうすれば そのように育つのでしょう?

茂木先生は 言います。「安全基地になれ!」と。
安全地帯は 成長するために どうしても必要です。

赤ちゃんは すべてが挑戦です。
見守ってくれる保護者の存在が 安全基地です。
その後も ずっと安全基地が必要です。

Q、何がポイントなのでしょう?

日本人のボリショイバレー・ダンサーAさんは
19歳でモスクワへ渡り、その扉をたたき続けました。
自分が外人であること、偏見 身長は163センチ。彼は言いました。
「今でもそうだし、前もそうだし
何かあったら 家に帰ればいいしな〜」と思っていました。
お母さんは 思っていたそうです。
「やりたいことを やらせてあげよう。」と。

安全基地①やりたい事をやらせてあげる
お母さんは 興味あることを強制はせず、自由にやらせてあげると、
好きなことにのめり込んでいきました。

安全基地② 応援団に徹する
お父さんは「彼の後ろを追いかけて 応援する」
すきな事に夢中になってる子どもに対して、親はしゃしゃり出ません。
一歩下がったところから、いいぞいいぞと 応援します。

安全基地③ 欠点も受け入れる
困った行動も 全存在を受け入れてあげて そういう気持ちがあって初めて
安全基地ができて 挑戦ができるようになります。

Aさんの短所は 落ち着きがなくなってしまうことでした。
そんな彼を お母さんは いつも膝の上に乗せて 抱きしめてあげました。
「抱いて 抱いて 抱いて 抱いて 育てましたね。」

会社の場合は 上司が安全基地になります。
安全基地は 基本的には脳の中の話です。
考えた企画が通らないで、理由をつけて会社を休もうとした部下に
上司は どんどんアイデアを書かせました。
それから研修に行かせたり 一緒に飲みに行って 
最後は 部下の企画を 守りとおしました。
………………………………………………………………………………………..

親の役割を果たしたら あとは 見守って
安全基地になる・・・ですね。 (続きは その3へ)