「親も変わらなきゃ 駄目だ」寮母さんの言葉〜

先日 TV番組から〜こんな話が紹介されました。

Y君は 思春期になって
問題行動を次々に引き起こし
お母さんは 毎日心配して 話しかけても 反抗の毎日。
その結果 お母さんは
(この子は もう駄目な子なんだ)と、思い込みました。

日々の反抗が だんだんエスカレートし それが怖くなって、
話もできなくなり、親子の溝は ますます深まっていきました。
会話のない毎日。Y君は 家を出て行くことも ありました。

今 Y君は お母さんとは離れた
宿舎で生活しながら 学校へ通っています。
暖かい母のような寮母さんとの 出会いがありました。

寮母さんは 同じような 子ども達の面倒を見ています。
その生活の中で Y君は 少しづつ 本来の自分を 取り戻していきました。

でも、寮母さんは 考えていました。
(こどもが変わろうとしている時、親も変わらなきゃ駄目だ。)

寮母さんは Y君のお母さんに 電話をかけて
離れていますが 次の授業参観に来るように 説得しました。

お母さんは、参観の前日に Y君の寮へ来ました。
「Yくん、来たよ〜。」
Y君「何で 来るんだよ。来なくていいよ。」
お互いにお互いの顔を見ません。
寮母さん「ほら、お母さんが来てんだから 良く来たね〜とか 普通は 言うもんだろう?」
Y君は 言われて 照れています。
後で・・・
(いや〜 来るなんて、今まででは 考えられないです。)

授業参観の当日。
お母さんは 教室の後ろから Y君の様子を見守りました。
Y君もその視線を感じていました。

授業後には そっと廊下から覗いて
Y君が、友達としゃっべっている様子も 見ていたお母さん。

翌日 電車で帰る前に、お母さんは 今度は
Y君の寮の部屋に 行きました。
目線は ちょっとずれていて
身体の向きも 違う方向、でも・・・
2人は何気ない普通の会話を 3年ぶりに交わしました。

Y君が 最後にお母さんに送ったメールには
こう書かれていました。
「了解 きょうわ ありがとう」と。

お母さんも 思いました。
(子どもも 変わろうとしているんですね。
わたしは Y君に ずっと駄目な子のレッテルを貼っていました。)

そして 寮母さんは お母さんが来なかった子どもたちの教室を
1つ1つ訪ねて、全員に 声をかけていきました。
「ほら、私が横に座って 聞いていてあげるから
ちゃんと 笛をふいてごらん!」と
厳しく、そして 優しく・・・。

あなたの心に 子どものどんな気持ちが届きましたか?

今 目の前で起きていることに対処するとき、同時に
その時 子どもの心の中で何が起きているか、
それを大切に 感じてあげてくださいね♪