いつも笑顔だった おばあちゃん〜

99歳で他界した私のおばあちゃん。
感謝をこめて 少し 思い出を振り返ってみました。

母の母であった おばあちゃんは、
小さい頃 一緒に住んでいました。
もっと正確には 一緒の部屋を使っていました。
家族が多いわりに 部屋が少ないので
おばあちゃんの箪笥と お仏壇のある部屋には
私の勉強机が ありました。

学校から帰ると、カバンを置きに
おばあちゃんの部屋に行きました。
たいてい 縫い物をしていて
いついかなる時も 笑顔で迎えてくれました。

おばあちゃんの口癖は
「あなたは ○ができて 偉いね〜。」
私の口癖は
「そんなこと ないよ。
おばあちゃんのほうが 〜で、すごいよ!」
すると 返事はいつも 笑いながら
「いや〜そんなこと ないですよ。
私なんか だめなんだから。あなたは すごいわよ〜。」
何度 こんな言葉のやりとりを 交わしたことでしょう。

おばあちゃんは いつも相手を立てる人でした。
とても 謙虚でした。
他人を責めたり 悪口は 聞いた記憶が ありません。
だから 笑顔。
若い頃は ご主人に早く先立たれて
4人の子どもの1人が 病死したり
苦労も多かったことでしょう。
だからでしょうか。
日々の平穏な生活が 十分満たされているように 
笑顔を向けてくれました。

私が思春期で 何となく もやもやした気持ちでいる時期も
変わらない態度で 笑顔でいてくれたことは
特に多くを話すわけではなくても、私にも おばあちゃんにも
居場所があって
癒されていたように思います。

高齢になってから おばあちゃんは 介護施設に入りました。
会いに行くと 椅子にちょこんと座っていて
気がつくと にこにこ笑顔を返してくれました。

感謝の気持ちあっての笑顔かなと 思います。
足るを知る おばあちゃんは 素敵な人でした。

あなたの心に 何か 伝わることがあれば 幸いです。
子育てに たくさんの笑顔を♪