心の準備をする言葉かけを先に〜その2

前回 心の準備について 書きました。続きです。

よく考えてみれば、私達大人でも 
何かを急に言われると 心の準備がない時には
あわてることは ありませんか?
少し 心が抵抗をしますね。

わたしも 以前、こどもに急に伝えたせいで 
「もっと 早く言ってよ。」と文句を言われたことがありますが
確かに その通りと思います。
お互いが 気持ちよく 動けません。

逆に 時間的なゆとりは 次の行動をスムーズにしてくれます。
もし、3日前に伝えておける事でしたら 早く言えれば
前日に ゆとりがある中でできて、 もう終わっている可能性も ありますし、
当日でも 心づもりが できています。
そう考えると、心の準備をしてもらう言葉は とても大事に思えます。

A君のお母さんも 1分でも、5分でもいいから
1度先に 伝えたほうが上手くいくと 言います。
こんなことが あったそうです。

ご主人に対してでも、朝 忙しい時間に 仕事に行きがけに
ごみを出してほしい日があります。
そんな時、A君のお母さんは 早めに
「今日は ごみを 行きがけに出してね。」と言って伝えておくと 
すんなりやってくれるそうです。ところが
それを言わない日は・・・
知らん顔で そのまま行ってしまう事も あるそうです。

あるいは 雨の日は Aくんは 長靴で出かけます。
それに抵抗がないように 早めに そのことを 言葉で言っておきます。
「今日は 雨だから、長靴で歩いていくよ〜。」
それだけでなく さらに
「もしかしたら かたつむりがいるかも しれないね。」と。
楽しそうなイメージを伝えるもの
いいアイデア!ですね。

行く直前になってから、「早く長靴を履きなさい!」と比べて
A君の気持ちは どう違うでしょう? 

よくありがちな 朝の「早くしなさい!!。」という言葉は
今すぐ!を求めている言葉です。
全く心の準備する時間が ありませんね。
聞いたこどもはゆとりが できません。追い詰められている感じです。
だから 心が抵抗して だだをこねる可能性もあるのです。

もう1つ、これでは 主体性も育たないのです。
自分から やるこどもに・・と願う時
時間のゆとり、心の準備をさせてあげる言葉は 役にたちます。

あなたも 1度 先に言葉を伝えておくこと
試してみては いかがでしょうか?誰にでも使えそうですね♪