こどものひと言の言葉とその気持ち〜

こども達の言葉1つ1つは その背景に目を向けて
理解をする親の姿勢が大事だと私は思います。
私よりも2回りお年が上のお母さん大先輩Aさんは
小さい頃に 2人のお子さんに言われた言葉が
今も 2つ心に残っているそうです。

1年生だった息子さんの言葉は
「お母さん、優しいってことは 厳しいってことだよね。」
Aさんは そう言えた息子さんに 驚きました。

ご主人がいつも温厚で優しく Aさんは、自分のしつけは厳しかったと言います。
息子さんの言葉から感じるのは 厳しいしつけの毎日の中にも 
Aさんの愛情もちゃんと届いていることです。
やっている事はいけない。と一貫性を持って伝えて
でも、あなたのことは大切で大好きよ、
そこが毎日の言葉から 伝わっているから
この言葉が でてきたのかな〜と思いました。

お母さんは 全部叱るだけではないですから
息子さんは Aさんの愛情を感じる言葉(承認)もたくさん 受け取りながら、
だから 厳しいしつけも 優しさという愛情 怒りをぶつけているのではなく
お母さんの優しさでもあるんだ と感じることが
できたのではないでしょうか。

毎瞬でも お母さんに 愛されたい、認められたいと思う
こどもたちにとって
言葉を通して 愛情がちゃんと伝わって、愛されている実感があることは
生きるエネルギーの源にも なります。

どこまで厳しくすればいいか、という線引きではなく
いつも 何がこどもの心に届いているか 
愛され、受け入れてもらっている実感 そこも感じてみてはどうでしょう。

もう1つ、3年生の時の娘さんの言葉は・・・。
「もう、私はお母さんの言いなりになんか、なりませんよ〜!」と言ったそうです。
まぁ、大変・・ではなくて
Aさんは これを聞いて とても嬉しかったそうです。

言いなりにならない、と宣言ができたという事は
娘さんが(私には 私の考えがあるから、お母さん 余計に口を挟まないで 
見守ってね。)
小さいなりの自立宣言です。
こんな時、これは大変なことになるから もっと手綱を締めなくちゃ・・と
気持ちに水をかけたとしたら
自立心の芽は すくすく伸びていけません。
これから 自分で考えて小さい失敗もしながら 自分で学んでいくのです。
成長に必要な 素敵なプロセスと思えれば
Aさんのように 嬉しく思って、喜べることでしょう。

あなたのお子さんの心の中に 愛されている実感は
どれくらい ありますか?
もし、それを広げてあげるとしたら あなたは 何をしたいですか?
では 優しく厳しい 愛いっぱいの 楽しい週末をお過ごしください。