失敗の次にかける親の言葉の大切さ〜

お正月TV番組で 印象に残っている
言葉が あります。
女優Mさん
「親は『怒り』をもっと出していいと思う。
出し方を見せることによって
(子どもが出した時に)その出し方はいいとか、
それは いけないとか、教えられる。」

男優Eさん
「救命現場で 子どもが何かあっても
来ない親がいます。
それだけ 感じない親が 増えている。」

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さて、大学対抗 箱根駅伝を応援しながら
TVを ごらんになった方も 多いかと思います。
城西大学チームとして参加をした 3年生の石田さん
を紹介します。

石田さんは 昨年は2年生で 出場していましたが
途中で 低血糖になり、走り続けることができなくなり
途中棄権になりました。
もちろん 城西大学チーム全体も たすきをつなげずに
棄権という 残念な結果になりました。

その後、石田さんは言いました。
「お正月は 応援してくれた田舎の人に 申しわけなくて
田舎には 帰れない。
かっこ悪くて 帰れない。」
悔しい、恥ずかしい、情け無い、申し訳ない・・・
いろいろな気持ちを 感じたことでしょう。

すると お父さんは 言いました。
「みんなが できない経験をしたんだから、
それをばねにして 頑張ればいい。」と。
ただ、励ます言葉を 伝えました。

一時、部をやめようと考えたときも、
「箱根を走れなくて 泣いている人の方が多い」
という両親の声に
励まされて 石田さんは 思いとどまりました。
この日から 石田さんは 両親に恩返しをするつもりで 
区間賞をねらおうと 思いました。

そして1年後、再び 駅伝で走る3年生の石田さんの応援のため
ご両親は 青森から来て 沿道に立って、息子が目の前に走ってくるのを
今か今かと 待っていました。

ようやく 石田さんが 走ってきました。
「りょう〜。がんばれー。りょう〜。」
なりふりかまわず 大きな声援を2人で 何度も送りました。

その声を 走っている石田さんは 聞いていました。
声に応えるように うなづきながら 走って行きました。
今年は 立派にたすきを次の人につなげて
城西大学も 結果6位でシード権も獲得できました。
「本当に感謝しています。」

駅伝という大きなイベントだから・・ではなくて
日々の生活の中で こどもが 失敗したように思えたとき、
次にかける
親の言葉の大切さを 思います。
あなたは これから、お子さんが失敗したと感じた時
どのように 言葉をかけたいと思いますか?