娘2人と一緒に 上映中の
「のだめカンタービレ」を見に行きました。
娘は「コメディなんだから、泣ける場面はないでしょう?」
と言いましたが、私たくさん泣けました。
素晴らしい演奏、音のハーモニーも 感動しました。
演奏ですので
言葉の変わりに 音が 存在します。
でも 私は 同じように感じます。
全体の オーケストラでの音は・・・
一人ひとりの 1つの音が 他の人の音を 受け入れあい
お互いを 活かしあっているからこその音が 響きあいます。
どれ1つ 否定されている音は ありません。
そこに 感動があります。
同じように、主人公のだめの 進級試験の個人演奏の ピアノの音。
自分の 演奏の中で、1つ1つの音が 自由に飛び跳ね 響きあい 活きています。
調和が取れているからこそ 素晴らしいと 感じます。
音を奏でているのは、生身の人間です。
気持ちが そのまま音なんですね。
ところで、千秋先輩の ルー・マルレ・オーケストラは 町の貧しい楽団でした。
団員は 生活を支える バイトをしながら オケの練習に 駆けつけます。
演奏会が近づくにつれて 千秋先輩は オケの団員をまとめようと
真剣なあまりに
「そこ、違う!はい、もう1回やり直し!」と
団員達と けんかごし。
その言葉に 団員たちは 疲れ果てて、挙句は「バイトがあるから・・」と
先に席を立ち、出て行ってしまう人も 出てきました。
その中には タクシー運転手さんも いました。
千秋先輩に対して 怒りの言葉も投げつけます。
家族を支えて 夜遅くまで働いていました。
でも、とても印象的だったのは・・・
文句ばかり言っている団員達が
練習を終えたあとに、
千秋先輩が 知らないところで
たとえば タクシーの中で 夜遅くまで 練習をする姿でした。
千秋先輩へぶつける言葉と 夜の態度が 全く逆なのです。
団員一人ひとり 真剣な表情で 練習を 重ねていました。
それはきっと・・
ルー・マルレ・オーケストラの常任指揮者として
千秋先輩が オーケストラの演奏を 素晴らしいものにしたい
その気持ちを みなが 心で感じていたのでしょう。
人は 素直に心の奥にある言葉を 表現しないで、
代わりに・・ その場での感情だけの言葉を 言い合うときが あります。
一瞬の気持ちの言葉、そして ずっと心にある気持ちの言葉
真剣さや愛は ちゃんと 届いていました。
人は 深いところには 愛する気持ちをもっていると 思います。
さて、晴れの舞台のルー・マルレ・オーケストラ演奏会当日、
いつも 愚痴ばっかりで命令口調だった団員は
「君に期待しているよ。」と 千秋先輩の肩をぽんとたたきました。
団員全員が 同じ気持ちで演奏に臨みました。
なんて 素晴らしかったことでしょう。
ひとりの音は、その人自身。
最高のハーモニー♪が 聞こえ 存在しました。
最高の関係を築くことは 音も言葉も きっと同じだと
思います。
人の真剣さや本気の気持ちが 人や音をつないでいく
のではないでしょうか。
映画 のだめカンタービレ はこちら。
あなたは 何を感じましたか?
映画を見終わってから、親子3人で プリクラを撮りました。
どうぞ 楽しい週末を♪