(その1からの 続きです)
そんな101歳大きいおばあちゃん、
家には長寿のお祝いが5つ。
総理大臣からの杯もあります。
「なんとなんと たまげたもんだな〜。」
と笑顔で言いました。
さて、家の外で 大きいおばあちゃんが 1人栗を食べていると
4歳のRちゃんが来ました。
「栗が好きなの?」
Rちゃんは いろいろなことに 興味をもって
そこには 応えてくれる 家族がいます。
ある日 大きいおばあちゃんは、Rちゃんのために
けんけんぱの輪を書きました。
4歳Rちゃんは 大きいおばあちゃんの前で 元気にその輪を飛びました。
Rちゃん「上手?」と聞くと 「上手だったよ〜。」
大きいおばあちゃん 「昔、したもんだ。今できね。わははは・・。」
笑い声が いつも響きます。
年の差97歳 2人は大の仲良しです。
1歳のSちゃんが、畑の横の溝に はまりそうになりました。
「あぶない!」と言って、大きいおばあちゃんは 何と走り出しました。
きっと自分のことは考えずに 走ったことでしょう。
ある時は Sちゃんが泣いていて、泣き止みませんでした。
なんと、おぶりひもを肩にかけて Sちゃんをおんぶ!
「泣くな〜。」
それを見た 3代目ばばが 飛んできました。
大きいおばあちゃん「ほんと、重たいもんだわ。しんどいもんだ。」
ほっとしたでしょうね。
3代目のじじが 畑作業をしていると、じじがを好きな4歳のRちゃんが来ました。
Rちゃんは、それを見ながら
ポツリと言いました。
「じじ、がんばってるな〜。」
すると、じじの声が聞こえてきました。
「ジュース持ってきて!」
出番です。Rちゃんは、じじの好みもわかっていて
家からジュースを2本 持ち出しました。
三輪車でお届けです。でも、一人で 畑道の途中で
疲れてしまいました。「疲れた・・」
でも、何とか 畑のじじに 届けることができました。
畑のすみで、一緒に並んで ジュースを飲みます。
じじは「あ〜Rちゃんの持ってきたジュースは
美味しいな〜。」
家族の一人ひとりが、2人のこども達をすっぽり
まるごと包んでいながら、でも 縛らないで自由に遊ばせている風景
小さいこどもたちは いろいろなことを 感じています。
それが、Mさんの家族が作っている環境ですね。
あなたは、どんな環境を作っていきたいですか?
(その3へ続く)