いい環境から 子どもの表情が明るくなった〜その1

小学校の新学期 お子さんの表情から何が伝わってきますか。
クラス替えも ある中で、こども達は
いろいろな表情を見せてくれていることと 思います。
少しの違いも こどもは敏感に感じています。

最近の5年生A君見ていて あるお母さんは こう思いました。
「4年生の時には 朝はいつもだるそうで、
調子が出ない感じでした。
いつも忘れ物が多くて、それでも 先生に注意されないから いいや、
宿題忘れても 平気・・。

そんなA君でしたが 5年生になって 表情が明るく感じられて
朝も元気に出かけていくし、表情がいいんです。」と言います。
「好きな先生になって 先生も細かい所まで よく見てくれています。
たとえば・・・
 またいつものように 2日続けて忘れ物をした時は
電話がかかってきました。
「A君、2日続けて忘れ物があって 困っているようでしたので
お母さんからも 声をかけてください。」

別の時には A君は校庭に体操着を入れた手提げを
置き忘れてしまいました。
そんな時、先生は
「でも、だんだん直っていくと思いますよ。
A君は 校庭まで持っていって、持って帰ろうという意識を
持っていましたからね。」
先生は やろうとしたことを見てくれて 言葉を返してくれました。

お母さん「A君も 直そう、忘れないようにしようとは
思っているみたいで。
先生がそういうふうに 見てくれるのが本当に有難いです。
最近 朝『忘れ物ない?』と聞くと
「あ、忘れた!」そう私の言葉も 素直に受け取れます。

去年の返事は「うるさいな。」と言って
ほっといてという感じでしたから ずいぶん変わりました。

親にとって 他の人に子どもを認められるのは
嬉しいことですね。自分も頑張ろうと 思います。

そう思うと、一人で 子どものことを抱えてしまって
悩まないで いいように思います。
人と人との社会のつながりの中で 子ども達は成長していきますから。

さて、A君のことに戻りますが 話をよく聞いているの
先生だけでなくって お母さんも A君を受けとめる気持ちを
持っていました。
(その2へ続く)