思春期 短い言葉で 子どもと関わってみる〜

母親にとっては 難しく思える思春期の子育て。
どの親も みな、そんな時期を通ります。

こどもは 調子がいい時は 身体全体で遊ぶし
友達とも どんどん関わりますが
寂しいときは、たわいのないおしゃべりをしに来たり、
前にあったことを 話し出したり・・
認めてほしい気持ちも ありますね。

親は いつも その瞬間の子どもの気持ちを感じて
丁度いい距離感をもってあげたい
そのためには よく観察して 感じて 相手に合わせていく
ことが 会話の始めです。

ある中1生のAくん。
テスト時期になって イライラしてきました。
これまで お母さんは その距離感がつかめずに
つい言いすぎで やる気をそいでしまったり
勝手にしなさいと ほっておいたり
していたそうです。

でも 今回は・・・聞く耳をもつことを 意識してみました。
話を 先に聞いてあげて お母さん自身が
内容に入り込むような 聞き方をしました。

そして 口出しではなく ほっとくでもなく、
「(ちょっとだけ)どう?」と
短く声をかけました。 エッセンス的な声かけ、これが よかったようです。

すると・・Aくんは 嫌な顔することもなく、
「ここまで できてる。進んだよ。」という
返事が かえってきました。

テストが終わって 点数がでました。
Aくんが 帰ってきて 良かったときは 饒舌になるので
わかります。
お母さんは 平均は聞かないで しっかり聞いてあげて
まず 向き合うことを 大事にしたそうです。
悪かった教科も 「あ〜そうなんだ。」と。

そんな心の距離感を とる中で、
A君が 変わってきたことは
英検のテストが直前で しかも中2の内容もあって
勉強が間に合いそうになかった時のこと、

「全然 わかんないよ〜。無理だよ〜。」と言いました。
以前だったら
親も お金がもったいなからと やめさせているかもしれなかった
そうですが、Aくんは
「受けるよ、受けるよ。」と言ったのです。

それで お母さんも提案をしました。
「時間が足りないなら やったことは 無駄にはならないから、
ある部分に 山をかけたらどう?」
A君も 問題集の一部をやることを納得して 勉強しました。

ちょっと声をかけると ちょっとやっている
そんな感じでした。

A君は 内容も知らずに 申し込んだもの わかっています。
それでも 悲観せずに、部活にも 出るようになりました。

気分が下がると 文句が出ます。
でも 毎日 合唱コンや部活があっても エネルギーはたまっているように
お母さんには 見えました・・。

「雑談は エンドレスで 前は 私もしんどかったですが、
短く話しても しっかり満足が いいですね。」とお母さん。

こどもが今取りたい心の距離感を 感じてみませんか?
話したい日。離れていたい日。甘えたい日。
その心の変化が 大きいのが 思春期のころ。

お母さんも 目の前の子どもに合わせて 距離を変えてみては どうでしょう?
あなたとお子さんは いかがですか?

楽しい 週末の時間を お過ごし下さい♪
わが家は 週末 家族6人+2人=8人の食事会です。
寒いですね。みなさま 風邪を引きませんように・・。