大切な物に、そっと心を向ける子どもの姿から〜

こんにちは。
今年は、自然の月日の流れを 大切に思いながら 生活をしようと
心改め 旧暦手帳を買ってみました。
節分の2月3日が、旧暦では お正月。
旧暦1月8日が2月10日 まだまだ 寒いですね。

さて、TVからの話題になりますが、
今は盆栽ブームだそうで、
海外から学びに来るお弟子さんも 多数いるそうです。

イギリス人のAさんは 日本で 8年盆栽の修行を続けています。
Aさんは言いました。

「日本では、木の中に神様がいると聞いて
とても驚きました。西洋では、その考え方はありません。
日本では、木と人間が対等なんです。
西洋では、盆栽の木よりも人間の方が上で、自分の木をすごいでしょう、と
自慢したりする。

わたしは だんだん 時が経つうちに
木と対話をするように なりました。
そうして、ある時、盆栽を お客様の所へ届けに行った 別れ際に
「もうお別れだから わかってね。ぼくも寂しいけど。」
と言葉をかけていたら、
本当に 涙があふれました。」

思いやるという気持ち。いいですね。
人も物もなく、大切にしたい大事な気持ちです。

わが家の娘B子が 大事にしているのは、やはり8年くらい前に
主人が お土産に買ってくれた おサルのぬいぐるみです。

彼の名前は、ジョー。手が長くて、目がまんまるの黒いサルです。
この間、娘は 私の古着のTシャツを切って、ジョーの帽子つきTシャツに 縫いました。
B子の口癖は
「ジョーは、何て可愛いの!」もう何回 聞いたことでしょう。

いつの間にか、ぬいぐるみも増えますので
今は、B子も3匹、姉も3匹 大事に自分の横に寝かせて
一緒に寝ています。
でも、時にはいたずらして、兄弟や主人が ジョーを隠すこともあります。
やきもちもあるでしょうか・・

自然なことですが、最近 姉の方が 妹を見ていて真似て
自分のぬいぐるみを 気にかけて 大事にするように なってきました。

たとえば、自分が仕事に出かける時に、
3匹のぬいぐるみを寝かせて その上にタオルをそっとかけてあるのです。

そして だんだん 私も、時々 踏みそうになってしまった時や、
ぬいぐるみにどいてもらう時には、
「ジョー、ごめんね。」と声をかけています。
そして 見つめてみると 目が合って
目には見えない 何かを感じています。

娘が ぬいぐるみを大切に大切に思っている気持ちが
私と姉に しっかり届いて
同じように 大事にしようと思うんですね。

B子がジョーを思う気持ちは 無条件の愛情です。
対象が人でなくても 生き物でなくても 愛情って存在するものですし、
物を大切にする その言葉以上の気持ちが そこにはあるように思います。

それが、人と同じように 対等に接することかな〜と
娘に教えてもらいました。
そうだ もっと物のことを思って 大事にしようと思った母でした。

それは 人への思いやりにつながっていくと感じます。
先のイギリス人のAさんにも 大事なことを教えてもらいました。

あなたは 今日はどんな事に気づきましたか?
子どもが 親を成長させてくれますね。 いつも ありがとうの気持ちです。

今日は、市民協働センターで、乳児のお母さんと一緒の
コミュニケーションの講座でしたが、
赤ちゃんも 大人と同じように気持ちがあることや
お母さんの思いを 赤ちゃんも 全身で感じ取っていることも お話しました。

週末は 雪になる可能性も あるようですね。
どうぞ 足元に気をつけながら 心暖かい時間をお過ごし下さい。